氏名: | 岡崎 哲 |
卒業年次: | 短大1971 |
所属団体: | (有)ゆうぼく |
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ゆうぼくの里ストーリー
でも、実ははじめは「牧場なんて…」という思いもあったんです。
牧場を始める前は、北海道で不動産屋をしていました。
土地を売り、大金が動くような大きな仕事ができるようになるにつれ、なんだかやりたいこととの違いが出てきたり、雰囲気が自分に合わなくなってきたと感じて、今度は住宅を売る仕事に変えました。
今の「ゆうぼくの里」のログハウスを建てたことや、牧場の土地探しをしたりすることにその時の経験が、今でも生きているように感じます。
でも、住宅の仕事につきながらも、やっぱり何か違うな、と感じるようになり、「自分で何かやってみよう」と思ったんです。
北海道から、愛媛に帰ってきて、何をやろうか色々考えました。
最終的に考えたことが、何かを生み出し、育てることでした。
本当は全てのものを循環させてつくる、ということをやってみたかったんですが、場所は限られていますから、狭い面積で育てることのできる牛に特化して育てていくようになりました。
一度は大きな土地を動かしたり、住宅を販売していた身だったので、はじめは「牧場なんて・・・」と思っていたところも正直ありました。
でも、一度やってみると、これほど可能性が大きい仕事もないんじゃないかと思うようになりました。
人間の生きるところに直接つながる「食べる」ということ、命をいただくということに直接関わるということは、その人の人生に関わるという事だと思うんです。
まぁそんな大それたことでもないのですが、色んなことを試して、日々結果が出て、改善して・・・それがたまらなく楽しかったんです。
初めての牧場経営、右も左も分からないまま、とにかく、たくさん失敗しました。
おかげでたくさん勉強して、今があるんだと思います。
最初は、今のおかざき牧場の場所ではなく、現在のゆうぼくの里の場所で、小さな1つのビニールハウスで牛を育てることを始めました(HPより転載)。