例年になく春陽にめぐまれた4月5日(水)、体育館を会場に2017年度の「酪農学園大学・大学院入学式」が執り行われた。会場には、学群新入生787名、大学院生31名、編入生、遠来のご父母やご家族、学園教職員、関係者が列席した。
榮宗教主任の司式による招きの言葉で開式した。聖書ではコリントの信徒への手紙一13章1~7節から「たとえ、人々の異言、天使たちの異言を語ろうとも、愛がなければ・・(中略)愛は忍耐強い。愛は情け深い。ねたまない。愛は自慢せず、高ぶらない。礼を失せず、自分の利益を求めず、いらだたず、恨みを抱かない。不義を喜ばず、真実を喜ぶ。すべてを忍び、すべてを信じ、すべてを望み、すべてに耐える。」との教えをご紹介いただいた。
竹花一成学長は歓迎の式辞において「大学は出会いの場であり、選んだ道を正解にしていく力量が試されている。初代樋浦学長の言葉「教育とは不完全な教師と不完全な学生の学問を通しての共同の人格養成である」を紹介し、皆さんは「宝石の原石」であり、この大学で共に磨き、磨かれ夢に向かって進んで下さいとエールを送った。
谷山弘行理事長は祝辞の中で「夢や希望を書留めて志としてその実現に切磋琢磨してほしい。現在の社会情勢は予測つかない変化の激しい時代であり、生き抜くためにはチャレンジしていくことが重要である。大学は自分の立ち位置を模索する自分探しの期間でもある。学園歴史や建学の精神の紹介とともにご父母へ対して学園教育への理解をお願いした。最後に讃美歌とともに列席者全員で「酪農讃歌」を合唱して式を閉じた。
昨年に引き続き、小山久一校友会会長は、大学校友会と酪農学園同窓会組織の概要を紹介し、校友会準会員でもある新入生への取り組みや沖縄から宗谷までの72支部が存在することを紹介した。新入生全員には式後の学類別懇談会場で入学お祝いとしてパスケースが校友会から贈られた。