フィリピン台風災害支援に対するお礼報告
本学環境システム学部長 金子正美教授より教職員に向けてのメッセージをいただきましたので同窓生の皆様にご紹介します。
メリークリスマス!
国際交流サークル「スカレラ;SukaRela」の顧問をしています環境共生学類の金子です。
11月8日に発生したフィリピンの台風災害に関し、キリスト教教育委員会から皆様へご支援の呼びかけが行われましたが、スカレラの学生たちも募金活動のお手伝いをさせていただき、多くの皆様から暖かいご支援をいただきました。スカレラの活動につきましては、道新でも紹介いただきましたので添付します。
この募金の一部で子供用のサンダルを購入させていただき、甚大な被害を受けたセブ島北部のカヤム村の子供たちへのクリスマスプレゼントとして、12月22日に、直接、カヤム村へセブ市の市民グループNAHIYA CEBUの皆さんと一緒に金子が届けに行ってきました。
このプレゼントには、市民団体ネイバーズさんから託されたクリスマスカードと、一般の方々から寄せられた義援金で購入したチョコレートなどのお菓子も一緒に入れて配りました。
700人を超えるカヤム村の皆さんが集まっていただき、会場に到着した時には、プレゼントしたサンダルで、RAKUNO GAKUEN AND SUKARELA の文字を作っていただいていました。
自分たちの生活だけで大変な時に、面倒をかけてしまったことに恐縮する一方で、フィリピンの方々の優しさに感激しました。
また、今日、村の人から聞いたのですが、子供たちの中には、あまりの嬉しさに、お菓子を食べずに飾っている子もいるそうです。
村の多くの方々から、酪農学園に対して感謝の言葉をいただきました。
これも皆様のご支援のおかげと厚く感謝申し上げます。
今後、さらなる支援を続けていきたいと思いますので、今後とも、よろしくお願いいたします。取り急ぎ、ご報告まで。
留学生バスツアー報告
去る2013年10月19日(土)、秋晴れの清々しい天候の元、毎年恒例となった酪農学園大学留学生バスツアーを行いました。
このツアーは、毎年の恒例行事として本学エクステンションセンター国際交流課と協力して実施しており、アジア酪農交流会の方で留学者・外国人研究者についてはご招待する形をとっています。
参加者は本学の留学生・研究者・ご家族・学外アジア酪農交流会関係者など含め外国人18名、教職員・学生あわせて8名、総勢26名にて、栗山の小林酒造、長沼の仲野農園、そして当プログラムでは初めて麻田理事長の農園を訪れました。
当日は何よりも終日天候に恵まれ、留学生や研究者のご家族と一緒に和やかに見学地をまわりました。小林酒造では、まさに今年の仕込みが始まろうとしている活気にあふれた蔵内を案内していただき、蔵元限定のお酒を購入する参加者がたくさんいました。また併設のレストランで注文していた、特産の栗山コロッケを使用したコロッケバーガーを思い思いの場所で楽しみました。
長沼の仲野農園では、広い園内を案内していただきながらところどころベリーなど試食させていただきました。最後は新鮮で香り豊かなりんごをお土産にいただき、次の場所へと移動しました。
麻田農園では、わざわざ理事長と奥様がお出迎えくださり、園内を理事長自らご案内くださいました。枝に残る数々のベリー類、ブドウなどを試食させていただき、留学生・研究者はもちろん、酪農学園に勤める教職員にとっても普段なかなか接する機会のない、麻田理事長の気さくなお人柄に触れることができた貴重なひと時でした。
その後マオイの丘公園に立ち寄り、野菜の直売所で「安くていいものがたくさん!」と、両手に抱えきれないほど地場産の野菜を購入する参加者の姿が印象的でした。最後は恒例のジンギスカンパーティーですが、今年はなんと引き続き麻田理事長にもご参加いただいきました!食べ放題・飲み放題ということで、テーブルごとに美味しいラム肉や牛肉、〆のラーメンやカレーまで、みな笑顔で「お腹いっぱい!」と満足気に店を後にしました。
そこで理事長とはお別れをし、帰りのバス内はこれも恒例となった各国国別歌合戦です。發地先生の軽妙な司会進行の元、台湾・ウイグル・カザフスタン・ブラジルの歌で盛り上がり、プログラムを終えました。
普段は研究や学業に忙しい留学生・研究者やそれを支えるご家族も、みなで楽しい時間を過ごし気分もリフレッシュ、またそれぞれの研究室や家庭、現場に戻って行きました。
北海道アルバータ酪農科学技術交流協会設立40周年記念式典・祝賀懇親会開催報告
2013年6月26日(水)午後3時30分より札幌ガーデンパレス4階「平安の間」を会場に標記協会の40周年の記念式典・祝賀懇親会が開催され、関係者44名が出席した。カナダアルバータ大学からもK.Cambell学部長他3名の方が出席した。
記念式典は堂地修事務局長の司会により進行し、麻田信二会長の主催者挨拶に続き、北海道庁農政部土屋俊亮次長、雪印メグミルク(株) 田中二三男取締役執行役員、酪農学園大学 干場信司学長、アルバータ大学エクステンション学部K.cambell学部長から、それぞれの立場から協会40周年に係るご祝辞を頂戴した。祝辞の最後にアルバータ大学より麻田会長へ記念品が贈呈された。
その後2012年度第39回オールズカレッジ派遣留学生帰国報告会が行われ、本学酪農学科4年村上奈津美さん、獣医学科4年渡辺南さんから留学時のホームステイ先の様子等をご紹介いただいた。
次に派遣酪農青年OBスピーチでは第9回1982年度派遣の泉澤彰彦氏より当時の思い出話をお話いただいた。常任理事であるEXC佐々木均所長より閉会あいさつがあり、式典を終了した。
祝賀懇親会は会場を「白鳥」の間に移動して午後5時から開催された。事務局の篠原朱輝子氏の司会で進行。前会長の平尾和義氏、アルバータ大学EXC学部ELP責任者M.Hui氏から祝辞をいただいた。谷山弘行前学長の祝杯で祝宴に入り、アルバータ州政府在日事務所牧田賢二氏、アルバータ大学ELPアシスタントM.Bell氏、菅沼英二理事からスピーチを頂戴した。特に菅沼氏は佐藤貢翁の功績や同協会の危機的状況遭遇や第1回派遣者(松下氏)のエピソードを長時間ご披露いただいた。
金川幹司副会長の閉会あいさつにより和やかな懇親会の幕を閉じた。
アジア酪農交流会のつどい開催報告
5月24日(金)11時から研修館においてアジア酪農交流会が開催され、会員約40名と留学生17名が出席した。
集いは發地喜久治事務局長の進行し、野英二会長が経過報告を含め歓迎の挨拶を行った。総会に入る前に全員でご逝去された原田勇名誉会長、牛島純一特別会員、菊地正一氏への黙祷を行った。
事務局長より2012年度決算報告、事業報告が行われ、承認された。2013年度事業計画並びに予算案について提案され承認された。新年度はHPの開設を予定している。
その他では原田勇先生の業績を顕彰し、原田賞を設けてアジア酪農交流会に多大な功績があった者を表彰することが提案され、承認された。
2月28日~3月9日にかけて13名が参加したネパール視察ツアー報告も行われた。
総会終了後、留学生より原田先生の奥様に記念品が贈呈された。
その後、原田勇追悼講演が行われ、アジア酪農交流会顧問細田治憲氏と前会長安宅一夫先生が約1時間の追悼講演を行った。
昼食会では留学生の自己紹介と会員から原田先生の思い出話等が披露され、なごやかな雰囲気の中で行われ、集合写真撮影ののち会を終了した。
安宅一夫名誉教授(元学長)宇都宮賞受賞祝賀会開催報告
3月30日(土)18時より新さっぽろアークシティホテルにおいて、3月1日に行われた安宅一夫本学名誉教授(元学長)の宇都宮賞受賞を祝して、家畜栄養学・飼料学研究室OB会およびアジア酪農交流会関係者の呼びかけにより受章祝賀会が開催されました。受章祝賀会には93名が出席し、酪農関係者、大学関係者のほか、卒業生が全国各地から駆けつけました。
発起人代表の河野崇治氏(アジア酪農交流会副会長)の挨拶の後、司会の野英二氏より、今回の安宅一夫元学長の宇都宮賞受賞の経緯が報告されました。
出席者を代表して細田治憲氏(アジア酪農交流会顧問)、中原准一氏(アジア酪農交流会前会長)からの祝辞の後、出席者より安宅一夫先生へ花束と記念品の贈呈が有りました。
安宅一夫元学長から今回の受章へ対して推薦いただいた関係者や本日の出席者への謝辞が述べられた後、中込稔氏(野澤組代表取締役)のご発声で祝宴に入りました。
テーブルスピーチでは、酪農関係者よりお祝の言葉と更に今後の活躍を期待する言葉を頂き、田中義剛氏をはじめ、教え子の卒業生からは、学生時代の安宅一夫先生との思い出が語られました。最後に井下英透氏(研究室OB会副会長)による三本締めで会を閉め、盛会裡のうちに祝賀会を終えました。その後二次会まで歓談は続きました。
海外農業技術セミナー開催報告
毎年、この時期に開催されている北海道アルバータ酪農科学技術交流協会主催、酪農学園大学エクステンションセンター後援による「2012年度海外農業技術セミナー」が、2月20日午後1時より本学中央館1階学生ホールで行われた。会場には本学学生や教職員、同窓生、酪農家など、約150名が出席した。
セミナーは堂地 修 教授(アルバータ協会事務局長)の司会で進行し、同協会会長でもある麻田信二理事長の開会あいさつで始められた。
高橋 茂 嘱託教授から講師であるデビッド A.チャラック(Dr.David A.Chalack)氏が紹介された後、加藤和代氏の逐時通訳で「乳牛改良におけるジェノミック・パワー(The Power of Genomics)」と題した講演が行われた。
講演の中でチャラック氏は、「ジェノミクスとは?(What is Genomics?)」「ジェノム:それは何か?(The genome:What is it?)」など、ジェノミクスの基本と活用について資料とパワーポイントで分かりやすく解説した。
休憩を挟んで、質疑応答が行われた。閉会あいさつは、同協会副会長である金川牧場主の金川幹司氏によって行われた。
2012年度海外農業技術セミナーのご案内
下記のとおり、乳牛の育種改良に関するセミナーを開催いたしまので、同窓生で興味ある方はぜひご出席ください。
1)日時:2月20日(水)13:00~
2)場所:酪農学園中央館 学生ホール
3)セミナータイトル:乳牛改良におけるジェノミック・パワー
4)講師:デビッド A. チャラック氏(カナダ・アルバータ州ロッキーマウンテン・ホルスタイン社長、アルタ・ジェネティクス インターナ
ショナル・セールスマネジャー)
5)追次通訳あり 以上、よろしくお願いいたします。
参加ご希望の方は、以下のPDFファイルの申込用紙に必要事項をご記入の上、お申込み願います。 北海道アルバータ酪農科学技術交流協会事務局長:堂地 修
詳細はPDFにてダウンロードし、閲覧することができます。
アジア酪農交流会セミナー&懇親会開催報告
12月13日午後5時から新札幌アークシティホテルを会場にアジア酪農交流会の講演会(セミナー)が開催された。出席者は同窓生、関係者含めて20名。講師はネパール La Grandee International Collegeの Dr ダナ パテイ氏(氏は以前に本学の食品科学科肉製品製造学研究室に所属し博士号を取得)。
講演テーマは「ネパールの酪農と食文化」。 今回はネパールの食文化、一般的な食べ物を中心に、有機循環型のネパールの農業全般(稲作、作物、果物、家畜、乳製品)を紹介していただいた。
ネパールの食文化においてはアーユルベーダ*の教えが深く関わっており、その中では「食べるということは、体の維持だけではない。心、精神、感性を養うことである。」と書かれているとのこと。
*アーユルヴェーダ(ayurveda)とは、サンスクリット語の「アーユス(aayus|生命)」と「ヴェーダ(veda|知識、学問、真理)」が合わさった言葉で、古代インドに伝わる自己治療の科学とも言われる伝統医学であるが、ネパールの食文化においても我が国の医食同源同様に深い影響を与えている。
高度経済成長により我が国が歩んできた農業や食文化とネパールを比較すると真の豊かさとは何かを感じさせられる講演内容でした。
その後、別室において講師を囲んでの懇親会が行われ、アジア酪農交流会ネパール研修旅行企画の紹介もあり、和やかな懇談が続いた。
酪農学園同窓会連合会海外支部(中国新疆農業大学)の設立について
2012年9月8日、中国新疆農業大学創立60周年記念式典に学長代理として佐々木均エクステンションセンター所長と安宅一夫元学長が招待された。酪農学園大学では1994年以来、新疆農業大学から12名の教員を受け入れ、3名の教員に博士の学位を授与するなど、海外の大学において最も活発な学術交流を続けている。
記念式典の前々日に本学に留学した10名の新疆農業大学教員が参加して、佐々木所長と安宅元学長の歓迎会を行うとともに酪農学園同窓会連合会の海外支部(新疆農業大学)を結成した。
名誉会長には阿不来提·阿不都热依木(新疆農業大学副校長)、会長には艾尼瓦尔·艾山(新疆農業大学継続教育学院長)、事務長には帕尔哈提·木铁力甫(新疆農業大学副教授)が選出された。今回の支部結成は海外における最初の支部結成です。
なお、海外支部結成については、次回同窓会連合会代議員会・理事会において正式に追認いただく予定です。
4月10日(火)の11時より本学研修館において、アジア酪農交流会関係者(同窓生多数含む)と海外からの留学生・研究者約50名により2012年度の総会および講演会が開催された。
総会に先立ち、野英二会長の歓迎のご挨拶と来賓の麻田信二理事長のご挨拶を頂戴した。
総会は2011年度の事業報告並びに決算、2012年度の事業計画および予算、2012年度役員が提案され、承認された。
講演会は安宅一夫前会長を講師に「アジア酪農交流会の過去・現在・未来」と題して行われました。1975年に発足し、原田勇初代、安宅一夫(2代・4代)、中原准一(3代)、野英二(現)と続いてきた本会の国際交流事業に係る歴史的変遷をご紹介いただいた。
今日、本学で行われている国際交流に係るさまざまな取組の先がけとして、当会が重要な役割を果たしてきたことが先生のご講演をとおして理解することが出来た。
その後、昼食会では原田学園長のご挨拶、留学生・研修者の紹介、町村末吉氏の米寿お祝い等が行われ、終始なごやかな雰囲気の中で親交を深めた。