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掲載日:2020.01.28

發地喜久治教授最終講義報告

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 風雪の強い悪天候となった去る1月25日(土)午後2時40分からA3号館305番教室において、食料経済史研究室 發地喜久治教授の最終講義が第15回農業法の講義の一環として行われた。会場には150名を超える受講生と卒業生、学内関係者が出席した。小糸健太郎教授の司会で進行し、中辻浩喜学類長から講師紹介を兼ねてご挨拶が行われた。

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 スライドを用いて約90分の授業を以下の項目に沿って丁寧にご紹介していただいた。1)群馬県の都市近郊農村に生まれた(養蚕農家での経験を紹介)。2)研究の扉を開く人々との出会い(神奈川大学での卒論・修士論文の取組等を紹介)。3)社会を理解する学問・経済学との出会い。4)土地制度の変革をテーマに:戦後農地制度史(1982年東京都農業会議事務局に勤務)。(5)現実社会の土地問題との出会い:都市農業問題(宅地並み課税等を紹介)。6)酪農学園大学への転出、戦後開拓史の舞台へ(1992年に本学講師として着任)。7)異文化との出会い新彊ウイグルと内モンゴル(現地の文化等を紹介)。8)食文化論への関心、調理実習に取組(米粉パン等を紹介)。9)新たな研究領域への挑戦:ハラル認証問題(科研費代表者)。10)外部との連携、高大連携活動(大野農業・岩見沢農業との連携協定を紹介)、アジア酪農交流会(現在会長として活躍)。11)学生の皆さんへの感謝と期待。

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 最終講義の学生へのメッセージとして以下の歌を送った。「山川の末に流るる橡殻(とちがら)も 身を捨ててこそ浮かむ瀬もあれ」(出展:「空也上人絵詞伝」)。

 最後に研究室の卒業生である堀田奈々恵さんから花束が贈呈され、集合写真ののちに最終講義を終了した。

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酪農学園同窓会(2020.01.28)

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