第1回酪農学園九州地区連合同窓会を8月4日(土),鹿児島県霧島温泉で開催しました。当日は,遠路北海道から野村武同窓会連合会長を始め,麻田信二学園理事長,谷山弘行学長,黒畑勝男とわの森三愛高校副校長,竹花一成教授の5名の先生方の出席を賜り,今後の九州連合の機運を高めていただきました。改めて感謝いたします。
さて,参加者は沖縄県を含む九州全県から会員57名,ご家族26名,先生方5名の合計88名で,当初の予想を大きく上回る人数となりました。
同窓会は,古賀九州地区会長(長崎県支部長)の挨拶で始まり,樺木野事務局長(福岡県支部長)から「九州連合は昭和40年代初め,熊本県阿蘇で酪農学園の先生を講師に,家族ぐるみで開催した酪農ゼミナールが始まり」で,今後は学園とも連携強化しながら,九州連合のさらなる発展を願って,今回の連合同窓会組織を創設した旨の経過報告がありました。
また,来賓挨拶をそれぞれ4名の先生方から頂きましたが,学生への情熱ある教育,私たちの母校酪農学園への誇りと思いが伝わるお話でした。ちょうどその時に,ホテルの外には虹が掛かり,会員から歓声が上がりました。
記念講演は竹花教授(教育センター教務担当部長)から,とわの森三愛高校も含めた現在の学園の近況報告がなされ,学生達に農場を開放し作物栽培を始めたこと,それにより,学生が生き生きと授業に参加するようになったこと,退学者が減少し,入学志願者も一時の落ち込みからすると増加していること等が紹介されました。先生方が酪農学園スピリッツを持った学生の育成に努力されていることがよくわかり,酪農学園が今も元気であることが参加者への励ましとなる講演でした。
夜の懇親会は,1952年短大創期卒業の吉田潤世先輩(福岡県支部)の乾杯の発声で始まり,途中,各県別に会員紹介,活動報告がなされ大変盛り上がりました。各県とも長崎県で10月に開催される全国和牛能力共進会にかける思いが強く,火花がバチバチぶつかっていました。和牛の主産地である九州だからこそで,結果は神のみぞ知るところです。
恒例の酪農讃歌は,酪農学科1982年卒業の東洋生君(鹿児島県支部)の指揮で,肩を組み,輪になって声高らかに家族を含め全員で合唱しました。
最後に、次回の九州地区連合同窓会は福岡県で平成26年8月に開催することを決め,樺木野福岡県支部長の万歳三唱で締めくくりました。(鹿児島県支部事務局 宮下浩秋)