アジア酪農交流会セミナー&懇親会開催報告
12月13日午後5時から新札幌アークシティホテルを会場にアジア酪農交流会の講演会(セミナー)が開催された。出席者は同窓生、関係者含めて20名。講師はネパール La Grandee International Collegeの Dr ダナ パテイ氏(氏は以前に本学の食品科学科肉製品製造学研究室に所属し博士号を取得)。
講演テーマは「ネパールの酪農と食文化」。 今回はネパールの食文化、一般的な食べ物を中心に、有機循環型のネパールの農業全般(稲作、作物、果物、家畜、乳製品)を紹介していただいた。
ネパールの食文化においてはアーユルベーダ*の教えが深く関わっており、その中では「食べるということは、体の維持だけではない。心、精神、感性を養うことである。」と書かれているとのこと。
*アーユルヴェーダ(ayurveda)とは、サンスクリット語の「アーユス(aayus|生命)」と「ヴェーダ(veda|知識、学問、真理)」が合わさった言葉で、古代インドに伝わる自己治療の科学とも言われる伝統医学であるが、ネパールの食文化においても我が国の医食同源同様に深い影響を与えている。
高度経済成長により我が国が歩んできた農業や食文化とネパールを比較すると真の豊かさとは何かを感じさせられる講演内容でした。
その後、別室において講師を囲んでの懇親会が行われ、アジア酪農交流会ネパール研修旅行企画の紹介もあり、和やかな懇談が続いた。