獣医学科微生物学教室 元教授川上善三先生 水彩画個展開催される
5月21日(火)から5月26日(日)にかけ、札幌市資料館ミニギャラリーにおいて川上善三水彩画展「道内ところどころの風景」が開催され、同窓生はじめ多くの入場者でにぎわった。
川上先生は本学を定年退職後73歳から初めて水彩画を描き始め、今年89歳を迎える。これまで水彩画サークルの展覧会には何度か展示されていたが、今回は初めての個展である。北海道各地の風景画のなかで、この2年間の力作20点を集め展示された。初夏の目に鮮やかな緑、秋の紅葉と夕暮れ、心休まる作品である。特に緑の色遣いは印象的である。酪農学園大学の緑が原点であろうか。開催された札幌市資料館は大通公園の西端の13丁目に位置し、2階のミニギャラリーからは大通公園の緑と赤いモクレンの花、そしてテレビ塔が一望にでき、先生の個展会場として最高のロケーションであった。
その個展開催をお祝いし、5月25日(土)午後6時より、ウイルス学ユニット教授桐沢力雄先生はじめ川上先生の教え子である微生物学教室の卒業生を中心として、さらに伝染病学教室前教授平棟孝志先生、微生物学教室前教授岩井浤先生をお迎えして祝賀会が開催され38名が出席した。OBの中には京都、兵庫など遠方からも駆けつけてきていただいた。祝賀会には先生の絵を描くに当たりご理解と大きなサポートをしていただいた奥様とお嬢様にも出席していただいた。ご来賓を代表して、平棟教授、教え子を代表して11期生の濱岡隆文氏からのご祝辞のあと川上先生からご苦労話も混ぜながらご挨拶をしていただいた。微生物学教室修士第1号の大舘弘幸氏の祝杯の後、川上先生と、そして卒業生と旧交を温めた。出席者一人一人から先生のエピソードを交えながら暖かいスピーチをいただいた。会も盛り上がり、岩井先生の祝杯の後、最後に出席者一同肩を組み酪農賛歌を高らかに歌いお開きとなった。
先生は、今年数え年90歳で、卒寿を迎えます。今後もお元気で絵を描き続けていただきたいと思っております。 川上先生、次の個展の日程はいつ頃になるでしょうか?(文責 酪農学園大学獣医学類 獣医細菌学 菊池直哉)