Topics

掲載日:2014.03.03

とわの森三愛高等学校卒業証書授与式報告

とわの森三愛高等学校卒業証書授与式報告

天候に恵まれた3月1日(土)午前10時、高等学校礼拝堂を会場に2013年度の卒業証書授与式が挙行された。式には卒業生328名と大勢のご父母および教職員、在校生、酪農学園関係者が出席した。

聖歌隊の讃美歌に迎えられて卒業生が入堂し、前奏ののち肥田信長宗教主任の招きの言葉、全員での讃美歌合唱、聖書朗読並びに祈りが行われた。榮忍学校長より卒業認定宣言が行われ、卒業証書授与では各担任が一人一人を読み上げ、クラス代表に学校長から証書が授与された。続いて校歌斉唱ののち、学校長より次の式辞があった。

この学年は3.11震災直後の入学生であり、被災者も入学している(命を見つめる学年)であった」と述べた。また原子力の問題点や偽装を教訓として本物を見分ける力の重要性を語り、建学の精神である三愛精神と健土健民の今日的重要性を述べた。

麻田信二理事長は卒業生とご父母等関係者へのお祝いの言葉とともに、聖書を引用し、「艱難は忍耐を、忍耐は練達を、練達は希望を生む」と紹介した。卒業生には「友人を大切にし、3年間の経験が人生に役立つ、自分で夢を持って前に進む」等のエールを贈った。

また震災後「日本は大きく変わった」と述べ食糧やエネルギー問題にもふれた。また「幸せとは何か」について、文豪ドフトエフスキーやノートルダム清心学園理事長の渡辺和子氏の言葉を引用し、「人間が不幸なのは自分が幸福なのを知らないから」「幸せは貴方が決める」という示唆に富んだご紹介をいただいた。最後にこれまで卒業生を見守ったご両親や関係者への謝意を持って挨拶を閉じた。

続いて阿部尚子PTA会長から祝辞をいただいた。阿部会長は「困難に負けないでとわの森三愛高校卒業生として誇りを持ってほしい」と述べた。

讃美歌合唱のあと、送別の言葉を在校生代表津田紫乃さんが、卒業生からの別れの言葉を嶋本亮介さんが述べた。また卒業生代表の中井千春さんから記念品目録が榮学校長に贈呈された。讃美歌を挟み、祝福の祈りが肥田宗教主任から行われ、在校生、教職員の讃美歌405番に送られて卒業生が退堂した。

酪農学園同窓会(2014.03.03)

このページのTOPへ戻る