緑風会 道東支部合同研修会報告
9月6日(土)、午後一時半から更別村を会場にして、緑風会道東支部合同研修会(オホーツク支部、釧根支部、十勝支部)が開催された。参加者は27名。
開会にあたって、十勝支部 田村弘樹支部長が挨拶。開催にあたっての御礼、開催趣旨の他、支部活動が緑風会の中核を担うことにも触れ、これからの活動について理解と協力を求めた。続いて、ご来賓としてお越しいただいた酪農学園大学農食環境学群長 荒木和秋教授より、大学の概況や高校時代、農業を学んだ出身学生が頑張っている状況等について紹介。高校と大学との連携の重要性について述べられた。
研修Ⅰとして、酪農学園大学 岡田正裕教授より、「生徒に期待を持たせる農業教育」~楽しく学ぶプロジェクト学習、TPPをどう学ぶか等、新しい視点から授業実践力を高める~と題して講演。農業教育の指導の在り方について、自らの実践経験をもとに問題点や課題設定の方法、指導の実際について、PPTを用い説明をいただいた。参加者からは「これからの農業クラブの指導に役立てたい。」、「明日からの実践に活かしていきたい。」等、アウトプットにつながる有意義な研修となった。
続いて、酪農学園大学入試課 加藤浩課長より、大学入試の現状についてテクニカルな部分を中心とした情報提供のほか、高卒時評定と大学GPAとの相関、高校別進路状況等、高校の進路指導にとって貴重な説明をいただいた。また、作物生産ステーションの稼働や男子寮の建設、9月13日開催の農業経済学科設立50周年記念祝賀会の紹介と案内をいただいた。
その後、更別村で160haの畑作専業経営を行っている有限会社「コタニアグリ」に場所を移し、視察研修を行った。大学0Bでもある代表 小谷広一様より、経営概況と今後の経営戦略について説明をいただいた。特にこれからの地域農業や農業情勢を俯瞰し、国際化への対応に向けて農商工連携で取り組んでいる菜種や亜麻の生産と加工について、実際の商品や試食をもとに紹介いただいた。
研修会終了後、帯広市「ふじもり食堂」で教育懇談会を行い交流を深めた。田村弘樹十勝支部長の開会挨拶後、来賓として農食環境学群長の荒木和秋教授より挨拶をいただいた。岸田隆志オホーツク支部長の乾杯の発声後、和やかな雰囲気で会は進み、学校毎に自己紹介も行われ親睦と交流を深めた。
その後、次年度当番支部となる杉田良二釧根支部長の閉会挨拶で会を閉じた。 (文責 八木)