2015年度ホームカミングデー開催報告
1.バーベキューランチ
台風の影響から小雨模様の9月12日(土)、午前11時から第24回を数えるホームカミンデーが同窓生会館前駐車場および黒澤記念講堂を会場に開催された。今年で4年目を迎える本学関連食材によるバーベキューランチを行い、約100名の方々にご出席いただき、野外ランチを楽しむことが出来ました。
食材は、本学元野幌の肉畜生産ステーションで肥育された日本短角種や乳製品製造の牛乳、アイスクリーム、講師の山のハム工房ゴーバルのバジルウインナーとチョリソー、野村武顧問差入のとうもろこし等々。
バーベキューランチは永田享後援会常務の進行で開会し、同窓会小山久一会長から歓迎のメッセージ、大学竹花一成学長、酪農学園福山常務理事、貴農同志会井上昌保会長からそれぞれご挨拶を頂戴してのオープニングとなった。会場ではブルーグラス研究所のメンバーの演奏により軽快な音楽が流れる中、バーベキューが開始された。
その後、懇談の中で、大学生協野崎知司専務、大学部創期・短大1期卒草地道一氏(85歳)、講師の獣医8期卒石原潔氏、後援会細田治憲理事からそれぞれスピーチを頂戴した。
草地さんは約60数年前、現同窓生会館のレンガの煙突を指差して、自分でレンガ積みしたことを紹介した。
学会開催中のところ駆けつけていただいた堂地修教授より本日提供された和牛の日本短角種の飼養管理等についてもお話していただいた。遠くは広島県や関東地区からもご参加いただき、厚くお礼申しあげます。
バーベキューランチは仙北富志和学園長の「また来年お会いしましょう」という閉会のご挨拶で終了した。
あいにくの天候でしたが、おいしい食材をご用意いただいた大学生協の方々やお手伝いいただいた学園教職員、短大・大学・高校の同窓生、貴農同志会の各位に厚くお礼申しあげます。
2.記念礼拝・記念講演会
午後、会場を黒澤記念講堂に移して、1時30分からホームカミングデーの記念礼拝(物故者追悼)、記念講演が加藤清雄校友会事務局長の進行で開催された。
記念礼拝の司式は、榮忍とわの森三愛高校校長によって行われ、讃美歌合唱のあと、聖書「ルカによる福音書15章17~19節」が朗読され、加藤事務局長から物故者のご芳名が読み上げられ、物故者追悼礼拝が行われた。奨励では、榮校長からホームカミングデーの意義も含めて「我に返る時」と題して、説教の中で聖書の教えが語られ、礼拝の最後に全員で酪農讃歌を合唱して記念礼拝を閉じた。
記念講演会に先立ち、麻田信二理事長から学長解任を含めた学園を取り巻く状況報告と講師への謝意の挨拶が述べられた。
記念講演会では岐阜県恵那市において山のハム工房ゴーバル代表である獣医学科8期生の石原潔氏を講師としてお迎えした。「ハム屋の創造物語-獣医解剖学教室からNOSAI、そしてガンジスへ-」をテーマにして、キリスト教に根ざした今日までのさまざまな経歴や人との出会いについてご紹介いただいた。大学卒業後、現在のハム工房ゴーバル(ヒンデイ語で牛糞とのこと)を営むに至る歩みをスライドを用いて丁寧にご説明いただいた。
氏の生き方において独立学園や本学の建学の精神がバックボーンとなっていることを感じさせられた講演内容であった。