2016年3月12日(土)午後1時から松本市中央公民館を会場にして2015年度の総会と講演会が開催された。会員は14名、関東、本学からの来賓講師6名の出席で総勢20名にご家族を含めての総会となった。
総会では 議案書第1号議案、第2号議案について承認された。質疑において会員数について質問があり、長野県支部は今年度の入会金49名と卒業生会員382名にご案内したことを通知した旨を回答した。
総会終了後の講習会では小山邦武氏が「農の持つ力の大きさを知って」をテーマに講演していただいた。酪農学園に来て、樋浦先生より「君たちは虚学を学んでいる」との指摘に、心が突き刺された思いになり、学園で学ことを決意。イリノイ州へ酪農を学びに行った際に、日本は資源の多い国との話を現地者よりされ、その回答から日本の見方が変わり、いろいろな方面から物事を見るようになった。飯山市で市長を行った際は、その見方が市の活性化に繋がっている。小山先輩の語る人生史と人間模様は、後輩にいろいろな示唆と与えてくれた。
樋口豪紀教授の講演は「牛は微生物とどのように戦うか?乳房炎の免疫とマイコプラズマ感染症のトピックス」のテーマ。
スライドを用いて農家の方にも分かり易く説明があり、乳房炎の機序やマイコプラズマ感染症について理解をすることができた。講習会終了後には、皆さんより大変分かりやすくてよかったとの好評で、別の機会に長野県に来ていただき、もっと多くの方に話を聞いてもらいたいとのことであった。
講習会終了後は会場を移動して懇親会が開催され、和やかな懇談が行われた。(文責 北條 博夫)