記録的なほど雪が少なく穏やかな18日(金)午前10時から、大学再編後、獣医学科を除く学群学類の第2期生や学部生、大学院生等卒業生(777名)への学位記授与式が挙行された。
式は1000名を超える卒業生、ご父母および学園関係者の列席の下、大学体育館を会場にして行われた。前奏に続き司式の榮宗教主任の招詞のあと、讃美歌338番を起立して合唱した。聖書はローマの信徒への手紙12章3~8節が朗読され、祈祷が行われた。
続いて学位記授与式が行われ、竹花一成学長から農食環境学群の各学類や大学院の総代、三大学連携の大学院修了者や学部学科卒業生に対して学位記を授与された。
讃美歌24番(第二編)のあと竹花学長から式辞が述べられた。学長は「酪農讃歌」の「窮乏の底に沈める国起こせ」という言葉を引用し、食糧生産の重要性と本学卒業生としての使命を述べた。
証詞では卒業生代表の吉村茉佑さんは、応用微生物学研究室出身で学生生活の思い出を振り返り充実した学生生活を振り返り恩師や学友に謝意を述べた。 また松倉大樹さんは、幼年期から畜産獣医師をめざして本学を志望。入学後も海外留学経験等を経て身につけた経験や技術をもって、今後、兵庫県職員として但馬牛の育成をめざす抱負等を述べた。
麻田信二理事長は挨拶の中で、「三愛精神」と「健土健民」はこれからの時代の転換期に生きる人たちに重要な教えであることを述べた。「酪農讃歌」をともに歌える仲間がいることに誇りを持って人生を歩んでほしいとエールを贈った。
最後に酪農讃歌を全員で合唱し、榮宗教主任の祝梼、後奏ののちに式を閉じた。
卒業式終了後は学類毎に懇談会が開催され、卒業一人一人に卒業証書が渡され、夕刻には札幌市内のホテル等で卒業記念パーティも開催された。