Topics

掲載日:2016.07.26

野幌機農高等学校 最後の十二期生会

想えば昭和28年4月、原始林にはまだ残雪が有った。西野幌の丘の上の校舎、そして馬小舎を改造した機農寮、全道からそして津軽の海を渡って来た仲間達。吾れ吾れ12期生のスタートでした。

米と外米と麦との三種混合の食事、アルミの椀の中身は、いつも不足で“飢農”生で有った。それも、いつしか馴れ、緑綾なす原始林を背に、はるかなる手稲山の稜線を眺め望郷の念に涙した日も有った。

寮、及び学校生活にもなれ、時折り、札幌の街へも出掛けるように成り田舎のプレスリー達も学園の生活を謳歌し、良き友仲間達に恵まれた結束の有る十二期会の土台が出来上がったのでした。

洞爺丸台風も有りました。江別町の大火も有りました。想い出は尽きることは有りません。

卒業後も十二期会を創り上げ、常に集まり、卒業四十周年記念誌「原始林」の作成等も行ない、一年掛けて創り上げた十二期生の魂で有り財産です。各界で頑張った友、多くの仲間を失いました。でも八十歳を前に、此の度の集いを最後に、十二期生会を閉じることに致しました。

今後は近くの仲間達と小さな集まりで親睦を深めて行きたしと思って居ります。幸、多かれと祈る。(文責 碇谷 一男)

(十二期会終了後の12日、野教授のご案内で同窓生会館や白樺並木、中央館屋上等を見学していただきました。)

酪農学園同窓会(2016.07.26)

このページのTOPへ戻る