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掲載日:2017.07.21

平成29年度千葉県支部総会報告

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  酪農学園同窓会関東甲信越地区千葉県支部同窓会総会が去る7月15日千葉市生涯学習センターで開催された。

 大学からは加藤清雄名誉教授並びに榮忍とわの森三愛高校長を来賓にお招きし,他に高澤東京オフィス所長,岡田勉関東甲信越地区会長,須田利明東京都支部長,廣間善之埼玉県支部長,石月晋新潟県支部長,早田俊輔神奈川県支部監事,平岡征雄神奈川県顧問らが支部間交流促進の為応援に駆けつけていただいた。

 総会議事終了後,記念講演会に移行し,祖父の時代に満蒙開拓団の一員として渡満し,終戦後苦難の引き揚げ入植者として荒廃地開拓に苦労され,父親と本人が酪農学園に学び卒業後,農事組合法人新利根協同農学塾農場を運営されている上野裕氏を講師に迎え,現在放牧酪農を実践し,家畜と糞尿と地力増強による循環型酪農実践の実態をお話しいただいた。今後EU地域からのチーズ自由化を控え,益々厳しい対応を迫られている日本酪農の一つの形態として,規模拡大に走ることなく地に足を付けて,地域社会とも共存できる放牧酪農で家族が仲良く暮らし,「乳と蜜の流れる郷」を希求されている姿に,酪農学園創始者黒澤酉蔵先生が循環酪農を提唱し約80年を経過した今日,講師の堅実な姿に若き日の黒澤先生の姿を重ね合わせた心打つ内容の話であった。

 その後,千葉駅前の居酒屋に場所を移し,来賓・講師・参加者の交流を深めるための宴会を行い大いに交流の絆を深めあう事が出来た。 (報告者:千葉県支部長 唐仁原景昭)

酪農学園同窓会(2017.07.21)

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