酪小獣東北の総会・研究会は今年で3回目となります。前2回は松島でしたが、今回は場所を福島県に移して7月9日に福島駅前の「コラッセ福島」に於いて開催しました。当日は好天気で午前中のうちに30度近くまで気温が上がり、駅から会場まで2~3分歩いただけで汗が出てしまいます。盆地の福島はサウナ状態です。
役員の先生方には早めに集まっていただき、総会に向けての打ち合わせや当日の段取りについて話し合っております。続きの話は昼食を食べながらということで最上階のレストランに移動しましたが、天気の良いこともあって福島市街の遠方に吾妻連峰もくっきりと見え、食事付の写真撮影会と化しました。東北6県には80名弱の小動物に従事する卒業生がおりますが、入会者も年々増加し、今年は半数近い36名が会員となっています。
総会には秋田を除く東北5県から19名の出席があり、後藤忠彦会長(9期)の「加計学園=定員増は獣医レベルの低下を招く危惧がある」という話に始まり、荒誠一先生(16期)の司会のもとでスピーディに議事進行し、恙無く全ての議案が承認されました。(当会では懇親会までネームプレート着用を義務付け、あんた誰?の防止をはかっています)
改選で選出された新役員は次のとおりです。
会長 後藤 忠彦(9期 仙台)
副会長 久保 明 (4期 福島) 平 忠男 (9期 岩手)
理事 大江 通 (11期宮城) 小形 はるみ(12期 山形)
佐々木 一弥(12期 岩手) 佐々木泉 (13期 仙台)
澤谷 航一(13期 青森) 江田 新寿 (17期 福島)
監事 安藤 太 (25期 宮城) 寺村 太一 (27期 山形)
暫時休憩の後、同窓会の配布資料を見ながら20分ほど大学の近況についての報告を受け、いよいよ研究会の始まりです。研究会は前年度が好評だったため、2年連続とはなりましたが、Part2として佐野忠士准教授(獣医保健看護類)に再度お願いしました。
演題は「病態に応じた麻酔プロトコール・麻酔管理中に認められた異常への対応法と周術期疼痛管理」です。やはり麻酔は臨床に直結するものだけに、今年も大好評の内に終演を迎えることができました。
講演内容は昨年度から録画・編集してブルーレイディスクを作ることとし、会員に頒布した収益を会の乏しい財源に繰り入れることになっています。 集合写真の後は会場をホテルに移して懇親会の始まりです。
散々飲み食いしても収まらないのが酪大生。その後街に繰り出し、スナック貸し切りで二次会。それでも帰らないので追加料金徴収して三次会へ突入です。なが~い福島の夜でした。ちなみに、最後まで付き合っていた佐野准教授は翌朝のジョギングを取りやめたそうです。
今回は会議場を借りての開催であったため、懇親会場、二次会・三次会場、宿泊場所の確保など、さぞご苦労があったことと存じます。奔走していただいた久保先生(4期)はじめ、福島県の先生方には深く感謝申し上げます。
来年は岩手県開催です。佐々木一弥先生(12期)が岩手県獣医師会長に選出されたことですし、きっと盛大な会になると思いますので、多数の先生方の参加をお待ちしております。 (文責 後藤忠彦 9期)