10月5日(金)午後1時10分から中央館学生ホールにおいて、獣医学科同窓会主催の第13回「三愛賞」並びに第9回「特別三愛賞」の授賞式並びに受賞講演会が開催された。会場には獣医学類教員や学生、同窓生、学園関係者約170名が出席した。本年度の「三愛賞」受賞者は(株)宮城県食肉流通公社 代表取締役社長 横山亮一氏(昭和55年度卒)(14期)。
横山亮一氏の受賞理由は、宮城県庁にて家畜衛生及び畜産行政に携わり、高病原性インフルエンザを含む防疫に対してその手腕を発揮した。また、東日本大震災を乗り越え平成29年9月に開催された第11回全国和牛能力共進会宮城大会で事務総長を務め、全国より高い評価を得た。
「特別三愛賞」受賞者は本学名誉教授で元獣医学科獣医薬理学教室教授種池哲朗先生。種池先生の受賞理由は、酪農学園大学獣医学科に於いて獣医薬理学教育の基礎を築き、その発展に奔走いただいた。その結果、多くの優秀な卒業生を世に送り出した。また、同窓会活動にも積極的にご協力いただき、同窓会の活性化にも多大なる貢献をいただいた。
授賞式は三好健二郎講師(同窓会事務局長)の司会で進行し、南繁獣医学科同窓会会長より受賞者の紹介とお祝いのご挨拶を頂戴した。次に授賞式が行われ、種池先生には受賞を記念した楯、横山氏に同様の楯と副賞が南会長より送られた。種池先生は特別賞の受賞答礼において、近況報告とともに獣医学科同窓生の活躍や授賞への謝意を述べた。
「三愛賞」の受賞記念講演は、横山亮一氏から「東日本大震災からの苦難を乗り越えた第11回全国和牛能力共進会成功への道のり」と題して約1時間、ご自身の経歴を交えた東日本震災時や全日本和牛共進会での責任者としての苦労話等を紹介していただいた。講演会終了後は2階の談話室に会場を移し、和やかに茶話会が催された。