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掲載日:2014.10.23

大学獣医学科創立50周年記念講演会並びに記念祝賀会報告

大学獣医学科創立50周年記念講演会並びに記念祝賀会報告

第1部 記念講演会

去る10月17日(金)午後1時から黒澤記念講堂を会場に標記の記念講演会が開催された。会場には獣医学類学生や同窓生、学内関係者でほぼ満席に近い600名が集まった。講演者は昨年度、本学を退職された名誉教授の加藤清雄先生(獣医5期)とオハイオ州立大学名誉教授の山口守先生。

田村豊獣医学群長から記念事業の概要紹介を含めたご挨拶のあと、谷山弘行教授を座長に講師紹介ののち講演会が開催された。加藤先生は獣医学科草創期から今日にいたるまでの獣医学科の歩みを「獣医学科50年を振り返る」と題して講演した。

内容は「設置経緯、教室・教員数、施設変遷、男女比、国試合格率、卒業生進路、国際交流、教員と学生の親睦交流、同窓会」の項目について、同窓会報「三愛」からのデータを基に約1時間スライドを用いて紹介した。

獣医師会等の設立反対にも関わらず、酪農民のために設立された獣医学科の歴史を、若かりし頃の現教授陣の写真や教員と学生の親睦交流を交えながら、丁寧にご説明していただいた。時に会場からの笑いや拍手で好評を博した講演会でした。

山口先生は本学の国際交流に大きな貢献をされた方で、現教授陣の海外留学時のサポート、教職員の国際交流や佐藤貢ファンド等での学生等の海外留学サポート等、現在もオハイオ州立大学と本学との懸け橋としてお世話いただいている。会場には先生にご教授いただいた大勢の学生や教職員等の関係者もかけつけていた。

先生は「これからの獣医学」基礎および臨床獣医学の使命と将来展望-という題で講演した。教授陣へは「最良の獣医高等専門教育を授け、資質の高い卒業生を出すこと」と語り、「知の伝承作業が大学である」とも述べ、「大学を知の拡大再生産過程の最も重要な担い手」と定義した。学生に対しては「学ぶことは自ら物事を考え、創造性、独創性を生みだす基本」と語りエールを送った。

講演後は両先生にお世話になった学生から花束が贈呈された。竹花一成 獣医学類長から出席者へのお礼のご挨拶で講演会を閉じた。

第2部 記念祝賀会

1830分から新札幌のホテルエミシアに会場を移し、教職員、卒業生、学園関係者175名が参加して記念祝賀会が開催された。及川伸教授の司会進行、福本真一郎実行委員長の開会挨拶により開始された。

 その後、田村豊獣医学群長、干場信司学長の式辞の後、来賓祝辞では牛尾則文氏(文部科学省高等教育局専門教育課長)が文部行政の立場から、藁田純氏(農林水産省消費安全局畜水産安全管理課長)は獣医師の所轄官庁として、池本卯典氏(私立獣医科大学協会会長)は私立獣医科大学協会の立場から、高橋徹氏(北海道獣医師会会長)は地元獣医師会から、それぞれ示唆に富んだ祝辞を頂戴した。

 阿部光雄名誉教授は乾杯のご挨拶の中で、学科設立時の何もない苦労談から50周年をお祝い出来る事を大変嬉しいと謝辞を述べ、乾杯のご発声のあと祝宴に入った。獣医学科50年の歩みの映像が流れる中、教職員や卒業生が思い出話に花を咲かせ、懇親を深めました。

 懇親会の中では、獣医学科同窓会から長年にわたり獣医学科同窓会長として尽力した野村武(獣医1期) 大学同窓会校友会会長(元獣医学科同窓会会長)に特別三愛功労賞が南繁会長(獣医6期)から授与された。壇上には1期生も十数名集まり、野村会長の受賞をともにお祝いした。また会場には全国各地、南は沖縄から北海道まで獣医学科OBが集まり、和気藹藹とした語らいが繰り広げられていた。

 最後に学園を代表して麻田信二理事長から関係者への謝意が述べられ、全員が輪になり肩を組んで酪農讃歌を3番まで合唱ののち、竹花一成学類長の閉会挨拶により祝賀会を閉じた。

酪農学園同窓会(2014.10.23)

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