1月26日(木)午後3時から学生ホールを会場にして獣医細菌学ユニットの菊池直哉教授の最終講義が行なわれた。会場には学生や教室OB、学内教職員等100名近い関係者が訪れた。演題は「細菌とともに歩んで42年」。
村田亮講師の司会により進行し、講演に先立ち、北澤多喜雄獣医学群長の開会挨拶が行われた。菊池教授はまず経歴を紹介して、本学への入学や卒業後の細菌学一筋の教育研究生活についてスライドを用いて丁寧にご説明いただいた。
大らかな学生時代の様子や獣医学科の概要説明、家畜微生物学教室から獣医細菌学ユニットの歩みを順に紹介した。
また家畜外科学から家畜細菌学へ、実習から研究へ、学科の変遷等ではご自身の専門外分担当でのご苦労や獣医学科発足当時の概要説明をまじえながら貴重な写真等も紹介していただいた。
多くの出会いでは「何物にも変え難い42年間の財産は卒業生」(5433名)であることを述べた。感想として恩師等の「多くの人に支えられ、大学とともに大きく成長させて頂いた。」と先生らしく謙虚に語った。今後は健康に留意して登山やマラソン等にもチャレンジしたいとの抱負を語ってくれました。最後に聖句を引用し、「狭き門より入りなさい」と学生に餞の言葉を贈った。
また、菊池教授への感謝をこめて、「ボランティアドックの会」南代表から記念品と花束、「細菌学ユニット」の学生から記念品が贈呈された。