本学獣医学科25期生 落語家・林家 卯三郎一人会を鑑賞して
2013年11月24日昼2時、江別市ドラマシアターどもⅣにて開演、林家 卯三郎一人会(後援:江別市教育委員会・酪農学園大学)を鑑賞する機会があり、円熟味を益して来た噺術に感動しました。ここで獣医学科卒業生としては異色の道で頑張っている酪農学園大学獣医学科25期生の林家 卯三郎(小川 祐之助さん)を紹介します。
小川 祐之介さんは岐阜県出身、1993年に酪農学園大学獣医学科、獣医外科教室、在学中は落語研究会に所属し第25期生として卒業、岡山県家畜保健所にて臨床獣医師として防疫業務に従事する。その後、落語家になる夢を捨て切れず一念発起して1999年29歳で上方落語家・林家染丸一門に入門する。平成24年なにわ芸術祭新人奨励賞受賞して落語家として14年目を迎えている。
年一度は江別に公演に来ており私がこれで4度目になります。24日はどもⅣ会場が子供から老人まで幅広い客層で満席になる盛況で、演台は1.「代脈」2.「かぜうどん」3. 「抜け雀」であった。特に気に入ったのは、「かぜうどん」のうどんの啜るくだりは、私の好きであった故桂 枝雀さんの演技を彷彿させる演技であった。
公演後、お逢して間近で話して見るに若々しく清潔感溢れる好青年で酪農学園大学同窓会から贈呈した花束の前で記念写真を撮り、「卯三郎さんの活躍は酪農学園大学の誉れである」と励ましの言葉を贈り再会を誓い別れた。(文責 酪農学園同窓会連合会 会長 野村 武 )
東京都支部「野田修平画伯都展出展絵画鑑賞会」実施報告
第49回都展(東京都民美術展)が、11月17日(日)~24日(日)まで、東京都美術館(上野公園内)で開催されております。
今回も、東京都支部顧問の野田修平画伯(初代東京都支部長・元関東同窓会長・元同窓会連合会副会長)が出展されておりますので、11月19日(火)16時に集合し鑑賞会を開催いたしました。
野田修平画伯の出展作品は、100号で作品名は「雄姿を求めて」であります。参加者一同、雄大な美しい富士山の景色にうっとり見とれてしまいました。
観賞後は、野田画伯を囲んで上野駅近辺のお店で和やかな懇親の席となりました。(文責 東京都支部長 須田利明)
第3部は会場をサッポロビール園に移して、北海道らしくジンギスカンでOBに楽しんでもらいました。「酪農讃歌」は盛り上がりました。
第3部 「寮生懇親会」(サッポロビール園)
午後6時からサッポロビール園にバスで移動して懇親会が開催された。
前田拓也前寮長の司会に進行。斎藤達夫氏の乾杯のご発声で懇親会がスタート。言葉はいらないと思いますので雰囲気をご覧下さい。久しぶりの旧交を温める機会となり、閉寮時には再びこうした機会を設けることになりました。
最後は、寮恒例の全員で肩を組んでの「酪農讃歌」(黒土)、伴奏ありもいいですが、やっぱり大声を張り上げての熱唱でした(会場のみなさん。ゴメンナサイ)。
今回の実行委員の方々をご紹介いたします。
なお、第4部 「創世寮宿泊会」については、寮生から記事と写真を頂き次第、ご紹介いたします。
第2部の記念式典は干場学長や永幡学生部長始め、学生部の方々や寮関係者をお招きしてキリスト教形式で開会礼拝をもって始まりました。
佐藤幸登さんの司会で進行し、開会の挨拶を長 夏津暉さんが行い、開会礼拝となった。小林昭博先生の司式により執り進められた。前奏、讃美歌(なつかしい312番)、聖書(ルカによる福音書)ののち奨励「岩を土台として」、祈祷、後奏と続き、終了した。
開会礼拝終了後、来賓挨拶では干場信司学長、永幡肇学生部長よりお祝いのメッセージを頂戴した。特に永幡学生部長は自身が寮OBであり、寮に対する思いを熱く語った。
来賓紹介では寮母さん始めお世話になった方々を紹介いただいた。
OBの方の挨拶では斎藤達夫様、藤井敏夫様、篠原俊介様からそれぞれの在寮時代の思い出話等をご紹介いただいた。斎藤さんは「創世寮」の名前を、藤井さんは「記念植樹である白樺を」残してほしいと挨拶した。
現役寮生の大山冬馬元寮長、武内華論寮長の挨拶ののち、VTR上映会が行われ、前田拓也前寮長が紹介した。
その後「酪農讃歌」(黒土)を出席者全員で合唱した。江崎雄太実行委員より閉会の挨拶が行われ、記念撮影ののち閉会となった。
創世寮開寮50周年記念プロジェクト開催報告 第1部
150名を超える寮生、OB、関係者により11月23日(金)の勤労感謝の日は、閉寮を前に創世寮感謝の日となった。寮生名簿が不明だったため、ご案内出来なかったOBの皆様には寮生に替わり深くお詫び申し上げます。
次回の閉寮時には改めてご案内する予定となっております。以下に4部構成で行われた今回の50周年プロジェクトの概要をお知らせします。
第1部 「創世寮見学ツアー」報告(創世寮)
午後1時過ぎ、「OBの皆さん おかえりなさい」の看板に迎えられて創世寮へ向かうOB達。懐かしい歴代寮長の名札(昔はこちらの部屋が事務室だった)。
食堂に集まったOB達。久しぶりに会う方々で顔がわかったりわからなかったり。寮生名簿や思い出の写真で確認。ほとんどのOBが10~40年前にタイムスリップしていた。
大山冬馬実行委員長(元寮長)から本日のスケジュール等を説明ののち、朝から特製カレーを作っていただいた厨房の調理員の方々のご紹介。その後「いただきます!」。
昼食後は「創世寮見学ツアー」思い思いに自分の育った部屋を見学。旧棟、新棟を行ったり来たり。
資料展示コーナーではなつかしい資料に感無量。見学ツアーの最後には、屋根の寮生が広げる寮旗をバックに記念撮影を行い、式典会場の黒澤記念講堂に移動しました。
酪農家卒業生3名が「酪農家の6次産業の取り組みと課題」講演。
11月22日(金)14時40分から酪農学園ミルク産業活性化推進会議主催の公開シンポジウムが本学A3号館(旧農経館)2階205号教室で50名を超える学生や関係者により開催された。
荒木和秋 推進会議委員長の司会進行で行われた。まず中標津畜産加工センター川口 理氏から「酪農家の6次産業化の取り組みに向けて」と題しての講演が行われた。レジュメとPPTにより6次産業化の意義や事前準備、顧客設定、チーズの特性、地域ブランド化の必要性や条件、ブランド管理等について幅広い知識で丁寧に説明していただいた。
次に十勝大樹町の半田ファーム経営の半田司氏からは「規模拡大路線かあら多角化路線へ チーズとカフェで1万人を呼び込む」のテーマでPPTにより自身の生乳生産からチーズ製造・販売までの6次産業化部門の概要を紹介した。日々の記録等製造販売上のエビデンス管理の重要性やみそ味やワイン滓での特徴のあるチーズ製造等も紹介していただいた。
3人目は天塩町宇野牧場経営の宇野剛司氏。テーマは「牧場のブランド化!!」。卒業後に舎飼から放牧酪農へ、また6次産業化のために経営管理を学び直し、現在、牛乳豆腐からの発想で「torokket UNO」を製造販売している。良い土づくりから始めた経営の苦労談や今後100億をめざす経営について、新進気鋭酪農家として学生を前に熱弁をふるっていただいた。
講義中に講師3氏から美味しいチーズや洋菓子の提供があり、試食しながら講演をお聞きした。
講演後、パネルディスカッションが行われ、食の安全安心の視点やTPP対応について学生から質問もあった。
酪農学園同窓会連合会 「40年のあゆみ」を発行しました。
このたび、同窓会連合会の設立40周年を記念して「40年のあゆみ」を発行しました。
内容は下記の表紙や目次をご参照願います。
ホームページ掲載と重複しないように写真や寄稿文を主に構成されています。多少残部があります。ご希望の方は、同窓会HP「お問合わせ」より「40年のあゆみ」希望と明記いただき、お申込み願います。
なお、下記のPDFファイルからダウンロードしてご覧いただくことも可能です。(同窓会連合会事務局)
東京都支部「先輩の話を聞こう会」開催報告
今年度の東京都支部活動計画に基づく、第3回「先輩の話を聞こう会」が11月9日(土)15時から、酪農学園東京オフィス(有楽町東京交通会館11階)を会場として開催いたしました。
今回の講師は、野幌機農高等学校8期卒業・短期大学3期卒業の戸水雅智先輩(現東京都支部顧問・元関東同窓会事務局長)にお話を伺いました。
お話は「自分の生きかた 酪農学園との関わり」について
野幌機農高等学校での思い、酪農学園短期大学との縁、雪印乳業在職中の記憶、関東同窓会との関わり、酪農学園東京事務所所在地の変遷、等々についてであります。
・中学3年帯広で入学試験を受け高校入学時は興農義塾であった。1年次は機農寮で2、3年次は農場に配属されての授業と実習であった。当時は食糧難で寮での食事等ヒモジイ思いをしたこと。火災により校舎が全焼し募金運動をした、寮の火災にも遭遇した。
・昭和27年短期大学に入学しヨハネ寮に入寮した。乳製品工場での実習等を経験した。大麻でのアルバイトや農家相手にお茶を売りに歩いた等々、昭和29年卒業した。
・昭和29年4月雪印乳業株式会社に入社した。最初の配属赴任先は中標津であった。雪印乳業在職中の諸々のお話等々、幾度かの転勤、農場実習、集乳合戦、雪印こどもの国牧場の開園、本社での社史編纂室勤務で雪印乳業社史3~5巻の作成発行に携わった等々。
・関東同窓会には昭和44年より関わり、その後事務局長の職を担当し、「あるまめーと」会報誌の発行、同窓生が大同団結し学園全体の関東同窓会の推進。関東同窓会活動当初に奔走下さった方々等々。
・酪農学園東京事務所については、当初酪農学校の出先で東京日本橋の雪印乳業(株)本社の1室に同居していた。その後雪印乳業(株)の移転等により、丸福ビル、虎ノ門ビル、正直屋ビルそして現在の有楽町東京交通会館と所在地が変遷した。この間に東京事務所を閉鎖する話もありましたが、関東同窓会として学園との話し合いにより閉鎖しないこととなった。この間多くの人との出会いや、人とのつながり、等々についていろいろなお話がありました。大変意義あり参考になるとともに感銘を受けた内容でありました。
終了後、戸水先輩を囲み近くの居酒屋で和やかな懇談の場を持ちました。
戸水先輩ご多忙のなか誠にありがとうございました。(文責 東京都支部長 須田 利明)
第17回林家卯三郎(本学獣医学科25期)一人会(11月23日、24日)のご案内
11月23日(土)19時00分開演(開場30分前)、24日(日)14時00分開演。
ドラマシアターどもⅣ(江別市2条2丁目7-1 江別駅徒歩5分)において、本学獣医学科1993年度卒のOBで,当時落語研究会に所属し、現在、落語家としてご活躍の林家卯三郎(小川祐之介氏)による第17回一人会が開催されます。後援は江別市教育委員会・酪農学園大学。
初日の演台は「三十石夢の通い路」他2席。2日目は「抜け雀」他2席。異色OBの上方落語をご堪能下さい。
酪農学園同窓会連合会道南地区総会報告
平成25年11月16日(土)午前11時から、八雲町本町のまるみ食堂において道南地区総会が出席者13名で開催された。都築信夫道南地区会長よりご挨拶があり、その後事務局から資料確認等報告を行った。昼食をいただきながらの会議で出席者全員から自己紹介、近況報告をいただいた。
次回は平成26年11月15日(土)(11月第3土曜日)に開催の予定です。
懇談では、9月にJICAシニアボランティアから帰国された河村正人さんからのアフリカの農業について報告をいただいた。瀬棚中学校で英検の学習に通って勉強されたそうです。
ウガンダは1200mの高地にあり、ビクトリア湖の横に位置し緑がすばらしいところである。住民はきちんと畑を作る事をしないがそれでも自給自足ができている。
20年前に内戦があり殺し合いもあり、生活は日本の戦後間もない状況に近い。木が大変堅く棚を作ろうとしてもネジが入らない。40分かけてネジを買いに出かけたがマイナスネジしか売っていない。1粒1円の飴を配ったら何人も人が集まるようになった。子供たちの夢は2円もって飴玉を買いにいくことである。日本の100円が10倍の価値がある。足がひび割れている子もいるので長靴がほしい。魚の釣り方、食品加工、生野菜をつくる指導がしたい。
1000人の小学校では14歳の割合が50%(日本では13%)。野菜を作るようになったが食べ方を知らない。ウガンダ人に仕事を与えたいと考えている。子供7~8人の家族のうち、2~3人は孤児。内戦で親が死んだため引き取ったことによる。私は腕が腫れる病気になったので一時帰国したが再び出掛けて今年の9月に帰国した。私の後任は韓国のボランティアのコイカ氏が引き継いでいる。(文責 事務局 安藤 廣)