海野芳太郎先生を偲ぶ会
本学短期大学部酪農学科に所属していた、海野芳太郎先生(植物育種学研究室)がご逝去されてから13年が経過いたしました。また、ご存命であれば、昨年3月末には退職を迎え、海野先生を知る卒業生が集い、先生を囲む退職記念行事が開催されたことでしょう。
このような背景から、海野先生に教えを受けた研究室の卒業生4名が集い、昨年12月に「海野芳太郎先生を偲ぶ会」の発起人会を立ち上げました。その後、研究室の卒業生で構成されている同門会(土橋慶吉先生の退職を機に設立)「育みの会」とも連携をとり、2015年9月12日(土曜日)に、海野芳太郎先生とご縁のあった研究室の卒業生9名が集い、お墓参りと偲ぶ会を実施いたしました。ただし、私たちは海野先生のご親族に連絡を取る術をもっておらず、この会にお声掛けできなかったことが残念でした。
なお、当日は「平成27年9月関東東北豪雨」や宿泊先が確保できないなどの理由により、当日参加予定であった3名が急遽キャンセルとなりましたが、3名とも参加できないことを大変残念であると申していました。また、土橋慶吉先生はご高齢であるため、お越しいただくことはできませんでしたが、この会の開催にあたり、お言葉とお心付けを頂きました。さらに、学園同窓会から助成を頂くとともに、本学職員加藤浩さんにもご協力を頂きました。この場をお借りして、これらの方々をはじめ、参加できなかった多くの「育みの会」の皆様にお礼申し上げます。
以下に当日の様子をご紹介します。
参加者は午後4時に大学に集合し、マイクロバスに乗り、海野芳太郎先生が眠る、札幌市厚別区の禅聖寺に向かいました【写真2】。到着後、本堂にてご住職にお経を唱えていただくとともに、参加者はそれぞれ焼香しました。その後、納骨堂に行き、再度、お参りいたしました【写真3と4と5】。
禅聖寺を後にし、午後6時より、札幌市中央区の札幌全日空ホテル25階藻岩にて、海野芳太郎先生を偲ぶ会を開催いたしました【写真6】。大東純氏(平成7年度卒)の司会により偲ぶ会が進められました【写真7】。はじめに、発起人代表の前橋聡氏(平成7年度卒)が挨拶をし、その後、全員で黙祷をしました【写真8】。
育みの会の4代目会長の伊勢元氏(昭和55年度卒)による献杯の後、参加者同士歓談をいたしました【写真9と10】。その後,岡本吉弘氏(平成6年度卒)が海野先生の教育・研究内容を紹介しました【写真11】。海野先生がお一人で植物育種学研究室を運営した1995年から2002年の8年間に62題の卒業論文と1題の修士論文を指導しました。また、ニホンスズランとドイツスズランのF1雑種を獲得したことが新聞に取り上げられたことなどが紹介されました。
参加者個人と海野先生との思い出を語るため、小林朋導氏(平成6年度卒)から卒業の際に、海野先生が「メロンの品種を作るだけでなく、栽培技術を売ることを忘れないこと」と声をかけて下さったことが忘れられないと紹介してくれました【写真12】。その後、我妻尚広氏(昭和57年度卒)、名取雅之氏(昭和58年度卒)、佐京靖宏氏(昭和58年度卒)と順次、海野先生との思い出をご紹介いただきました【写真13と14と15と16】。
最後に、育みの会2代目会長の高蓋和朗氏(昭和43年度卒)より、閉会にあたってのご挨拶を頂戴し、偲ぶ会を無事終えました【写真17】。(文責 岡本吉弘)
2015年度ホームカミングデー開催報告
1.バーベキューランチ
台風の影響から小雨模様の9月12日(土)、午前11時から第24回を数えるホームカミンデーが同窓生会館前駐車場および黒澤記念講堂を会場に開催された。今年で4年目を迎える本学関連食材によるバーベキューランチを行い、約100名の方々にご出席いただき、野外ランチを楽しむことが出来ました。
食材は、本学元野幌の肉畜生産ステーションで肥育された日本短角種や乳製品製造の牛乳、アイスクリーム、講師の山のハム工房ゴーバルのバジルウインナーとチョリソー、野村武顧問差入のとうもろこし等々。
バーベキューランチは永田享後援会常務の進行で開会し、同窓会小山久一会長から歓迎のメッセージ、大学竹花一成学長、酪農学園福山常務理事、貴農同志会井上昌保会長からそれぞれご挨拶を頂戴してのオープニングとなった。会場ではブルーグラス研究所のメンバーの演奏により軽快な音楽が流れる中、バーベキューが開始された。
その後、懇談の中で、大学生協野崎知司専務、大学部創期・短大1期卒草地道一氏(85歳)、講師の獣医8期卒石原潔氏、後援会細田治憲理事からそれぞれスピーチを頂戴した。
草地さんは約60数年前、現同窓生会館のレンガの煙突を指差して、自分でレンガ積みしたことを紹介した。
学会開催中のところ駆けつけていただいた堂地修教授より本日提供された和牛の日本短角種の飼養管理等についてもお話していただいた。遠くは広島県や関東地区からもご参加いただき、厚くお礼申しあげます。
バーベキューランチは仙北富志和学園長の「また来年お会いしましょう」という閉会のご挨拶で終了した。
あいにくの天候でしたが、おいしい食材をご用意いただいた大学生協の方々やお手伝いいただいた学園教職員、短大・大学・高校の同窓生、貴農同志会の各位に厚くお礼申しあげます。
2.記念礼拝・記念講演会
午後、会場を黒澤記念講堂に移して、1時30分からホームカミングデーの記念礼拝(物故者追悼)、記念講演が加藤清雄校友会事務局長の進行で開催された。
記念礼拝の司式は、榮忍とわの森三愛高校校長によって行われ、讃美歌合唱のあと、聖書「ルカによる福音書15章17~19節」が朗読され、加藤事務局長から物故者のご芳名が読み上げられ、物故者追悼礼拝が行われた。奨励では、榮校長からホームカミングデーの意義も含めて「我に返る時」と題して、説教の中で聖書の教えが語られ、礼拝の最後に全員で酪農讃歌を合唱して記念礼拝を閉じた。
記念講演会に先立ち、麻田信二理事長から学長解任を含めた学園を取り巻く状況報告と講師への謝意の挨拶が述べられた。
記念講演会では岐阜県恵那市において山のハム工房ゴーバル代表である獣医学科8期生の石原潔氏を講師としてお迎えした。「ハム屋の創造物語-獣医解剖学教室からNOSAI、そしてガンジスへ-」をテーマにして、キリスト教に根ざした今日までのさまざまな経歴や人との出会いについてご紹介いただいた。大学卒業後、現在のハム工房ゴーバル(ヒンデイ語で牛糞とのこと)を営むに至る歩みをスライドを用いて丁寧にご説明いただいた。
氏の生き方において独立学園や本学の建学の精神がバックボーンとなっていることを感じさせられた講演内容であった。
2015年度ホームカミングデーを以下のとおり開催いたします。
第24回ホームカミングデーは野外バーベキュー(雨天決行)でオープニングし、下記のとおり、午後から例年どおり記念礼拝(物故者追悼)、記念講演会を開催します。同窓生はお仲間お誘い合わせの上、多数ご参加下さい。
記
日 時 : 2015年 9月 12日(土) 10時30分(受付時間)
会 場 : 同窓生会館前 & 黒澤記念講堂
内 容 : 昼食会、記念礼拝・記念講演(チケット1枚1,000円 180枚発行予定)
昼 食 会 : 野外バーベキューランチ(11時00分~)(同窓生会館前)
記念礼拝 : 司 式(13時30分~)(黒澤記念講堂)
記念講演 : (14時00分~15時00分)
テーマ : 「ハム屋の創造物語-獣医解剖学教室からNOSAI、そしてガンジスへ-」
講 師 : 石 原 潔 氏(獣医学科8期生)
山のハム工房ゴーバル TEL 0573-52-2085
(〒509-7803 岐阜県恵那市串原3777)
*チケット販売等の問合先 : 同窓会事務局(TEL 011-386-1196)(FAX 011-386-5987)
*なおTicketの販売は無くなり次第終了します。
(e-mail : rg-dosok@rakuno.ac.jp )
主催:学校法人酪農学園・(公財)酪農学園後援会・酪農学園貴農同志会・短期大学部同窓会・とわの森三愛高等学校同窓会・大学同窓会校友会・酪農学園同窓会
協力:酪農学園生活協同組合
卒業生向け文献郵送サービスのお知らせ
このたび大学附属図書館のご協力により卒業生向けの文献郵送サービスが開始されました。
酪農学園同窓会では卒業生から卒業後の文献入手方法についてのお問い合わせもいただいておりましたので、今回の卒業生向けサービス拡大については、卒後の勉学や研究活動、学位取得等の後押しになるものと理解しております。
具体的には以下の附属図書館Webページからご覧願います。
http://library.rakuno.ac.jp/guides/postal_svcs03.html
なお、酪農学園後援会のご協力により、維持会員加入者には文献郵送サービスでの特典がありますのであわせてご検討いただければ幸いです。
短大五期生の集いの報告
平成4年、樋浦学長の一周忌を機に、札幌で集まって以来14回目、去る7月6~7日、大滝の第ニ名水亭に13名が集う。
最盛期は40数名も参加したが、往時の活力溢れる学友も八十路に入り、22名が他界し、足腰の痛みや体調不良などで年々参加者も減る。これも人生の無常、自然の流れというべきか。
この間、金沢や群馬など本州で5回、北海道で9回、先生方をご招待しての研修もしたが、すでに鬼籍に入った師も多く寂しくなった。
しかし、顔を合わせると忽ち60余年前に戻り、樋浦組の労作、特色ある諸先生の講義、きびしい食生活やアルバイトなど苦楽を共にしたなつかしい話題は尽きることがない。
今後も可能な限りこの会を継続させ、お互いの絆と友情を深めたい。この間、学園同窓会には大変ご支援を頂き、学友一同心から感謝してご報告にかえます。(金田孝次記)
『野田修平 傘寿感謝油絵展』鑑賞・囲む会
このほど、東京都支部顧問野田修平(短大6期)画伯には、めでたく傘寿を迎えられ、日頃の感謝を込めた『野田修平 傘寿感謝油絵展』が、世界堂新宿本店にて開催され、同窓生はじめ多くの絵画フアンで盛会となった。
野田画伯は、都展などにて数々の受賞作があり、心に残る、身近な風景画31点を発表された(写真をクリックすると拡大します)。
数年前に大学本部へ寄贈の「萌え出る」100号の大作を記憶の方もあると思う。
19日、東京都支部の同窓生有志が集い作品を鑑賞、囲む会を催し、ご夫妻を招き祝った。(東京都支部)
このたび酪農学園大学土壌植物栄養学研究室同窓会の原田勇先生遺稿・追悼集編集委員による
原田勇先生遺稿・追悼集『酪農そして世界平和への想い-酪農学園とともに歩んだ人生―』
が出版されました。
2012年12月16日にご逝去された原田勇前学園長の遺稿・追悼集を編纂したものです。
装丁はハードカバーで469P22cm 非売品 北海道リハビリ出版。
本書は、原田先生が遺した遺稿集の中から、編集委員会の責任で取捨選択し、年代順に収録したものと、皆様からの追悼メッセージを収録したものです。表紙は右記のとおりです。
酪農学園短期大学部同窓会「幹事・代表委員」総会及び学習会報告
例年より早い雪解けを迎えた4月10日(金)午後6時から新札幌の「ホテルエミシア」(旧シェラトンホテル)を会場にして、標記の総会および学習会が17名の出席者により開催された。学園から麻田信二理事長、仙北富志和学園長が出席。同窓会から野村武同窓会連合会会長、浦川が出席した。
筒井静子事務局長の司会で進行し、開会挨拶で堀内会長は短大同窓会概要とともにⅡコース記念誌編纂等を紹介した。総会は堀内会長を議長に選出して進行した。平成26年度業務報告(事務局長)及び決算報告(会計川端幸枝氏)、会計監査報告(富井清氏)が行われ原案どおり承認された。平成27年活動計画及び予算についても事務局長および会計から報告され、原案どおり承認された。
役員選出については板倉敏雄選考委員長より4名の選考委員原案が提示され承認された。また連合会役員についても合わせて提案され、承認された。
今後の短期大学部同窓会活動について、2016年4月を目途として連合会に統合していきたいとの提案があり、承認された。今後、会則の変更等を進めていくことが報告された。
懇親会では、来賓挨拶で麻田理事長は短大同窓生の果たしてきた役割は大きいと謝意を述べた。野村同窓会連合会会長は、同窓会連合会の現状や短大2コースの記念誌発行等にふれた。
仙北学園長は乾杯の挨拶の中で創立者の生誕130年を紹介した。(遺訓集を出席者全員に配布した) その後、懇親会の中で、出席者の自己紹介、近況報告等が和やかな雰囲気の中で行われ、最後は伊藤明美副会長の乾杯で閉会となった。
野村拓也氏 大日本農会農事功労賞受賞
本学卒業、京丹後市の野村拓也(短大酪農学科卒)さんが3月3日に栄誉ある大日本農会の農事功績者表彰を受章されました。おめでとうございます。
本受章は、長年にわたり、たゆまざる努力と創意工夫によって、農業における新しい技術や経営の改善に挑戦され、立派な経営を築かれるとともに、地域のリーダーとして、技術の導入・普及、産地の形成、青年農業者の育成などに大きな貢献をされた農業者に授与されるものです。
野村さんの表彰事由は、スーパーカウの導入などによる乳量の向上、飼料作物の生産体系確立、乳製品加工による経営の多角化、若手農業者の育成、観光業との交流による地域活性化に貢献など。三人の娘さんも本学卒で、三女綾子さんは私の研究室を卒業。酪農学園一家でうれしい。同窓会のホームページもご覧ください。(文責 安宅一夫) https://rgu-dosokai.rakuno-ac.jp/article-18808.html
酪農学園青年海外協力隊OV会設立総会開催報告
さる3月12日午後6時から同窓生会館2階特別展示室を会場に、協力隊OVと本学教員等が13名出席して「酪農学園青年海外協力隊OV会」の設立総会が開催された。
これは10月に開催された設立準備委員会をもとに南繁獣医学科同窓会長を中心に組織化されたもので、冒頭設立趣旨について南氏から説明が行われた。この会の目的は、会員の親睦と国際協力推進、母校の発展への寄与というものである。
来賓挨拶では福山二仁学園常務理事が学園の近況報告に加え職域OB会の組織化への謝意が述べられた。初対面の方もおり、総会の前に自己紹介が行われた。
総会は中尾敏彦氏(元本学教授)を議長に進行し、審議事項では会則(案)と役員(案)が提案され、第1条において文言を加筆することとして会則案が承認された。役員案では会長に南繁氏、副会長に金子正美氏・石井智美氏、幹事には蒔田浩平氏、浦部みむね氏、北館健太郎氏、江島雄二氏、高見早苗氏、那須 勝氏、山野美昭氏、五十嵐大介氏、事務局長に今井文氏、安達智子氏、監事に松浦直哉氏、顧問に中尾敏彦氏、小川登志夫氏、相談役に野村武氏、福山二仁氏がそれぞれ就任した。
2015年度事業計画について1)年次総会の開催 2)派遣隊員壮行会開催 3)役員会の開催 4)海外からの研修生との交流 5)各種プロジェクトの進行 等が報告された。また、その他では、年会費は徴収しなこととし、会員との連絡方法は原則としてメール連絡とすることとした。
総会終了後、軽食を食べながら懇親会が同会場に行われた。江島雄二氏の乾杯で自由懇談が始められ、改めて近況報告も兼ねての再度の自己紹介も行われ、9時近くまで歓談が続いた。