第45回宇都宮賞受賞報告
宇都宮仙太郎翁の命日である3月1日(金)、第45回宇都宮賞の受賞式並びに祝賀会が札幌パークホテル3階パークホールCを会場に酪農関係者約130名が列席して行われた。
本学の安宅一夫名誉教授が「酪農指導の部」において受賞しました。受賞理由として41年間の一貫したサイレージの研究のメインテーマとし、本道における良質サイレージ調整技術を現場に定着させた功績は絶大なるものがあり、合わせて、日本草地学会賞、畜産技術協会賞受賞や本学の学長歴任や次代の酪農後継者の育成への指導、多くの経営者の輩出、アジア酪農交流会会長としての酪農の国際貢献等本道酪農発展の多大な貢献が選考経過報告で述べられた。本学では、過去に遊佐孝五先生、平尾和義先生、井上錦次先生、原田勇先生が受賞されている。
安宅先生は、答礼の中で受賞の喜びをこれまでにお世話になった方々のお名前を挙げて感謝され、本学出身の経営者の中から次の受賞者が出ることを祈念した。受賞式は表彰者紹介のあと、宇都宮翁にちなみ、讃美歌no.405「かみとともにいまして」を列席者で合唱した。北良治理事長の挨拶ののち、選考経過報告が行われた。
安宅先生の他には、「酪農経営の部」において浦幌町菊地利憲氏、「乳牛改良の部」においては枝幸町小椋義則氏が受賞した。北理事長より賞状と副賞がそれぞれに授与された。受賞式のあと、祝賀会が開催され、受賞者を囲んでの和やかな祝宴が開催された。その後も会場を移動して受賞関係者による茶話会が催された。
3月2日(土)、同窓会連合会九州地区沖縄県支部の設立総会が40名を超える同窓生の出席により沖縄県那覇市泉崎のANAクラウンプラザ沖縄で開催された。本学からは谷山弘行学長、中出哲也教授、野村同窓会会長、浦川の4名が出席した。
19:00より設立総会が行われた。司会進行は宮平誠人(獣医29期)氏。田中巧一世話人代表より歓迎の挨拶と設立に係る世話人会報告等が行われた。来賓祝辞では野村武同窓会連合会会長が同窓会の現状と54番目の支部誕生のお祝いを述べた。谷山弘行学長は大学改革に伴う再編の状況と学長選等現況を報告した。
議事では1号議案として、支部会則案が提案され、拍手により承認された。2号議案では支部役員案が会則第7条により提案された。支部長には田中巧一(獣医14期)氏、副支部長には荒川真人(酪農19期)氏、金城 剛(農経30期)氏、事務局長には宮城国太郎(獣医30期)氏、会計には宮平誠人氏が選任された。地区別の理事、幹事については後日の役員会において選出することとなった。
総会終了後に記念講演・研修会が行われた。本学獣医学群画像診断学 中出哲也教授を講師に「画像診断の最前線」と題して、MRIを利用した肝細胞癌良性・悪性の識別を造影剤の反応を時間経過の変化により確認する方法等を紹介した。
記念撮影の後、懇親会に入った。来賓祝辞を九州地区会長古賀友英氏が行い、九州地区の支部状況や2年に1度の地区総会(来年福岡で開催予定)に家族での出席を呼びかけた。
與那覇昌功氏より乾杯の発声により懇親会に入り、和気藹藹とした歓談が行われ、久しぶりに顔を合わせる方もおり、和やかな中で進行した。 支部役員紹介も行われ、最後は輪をつくり、酪農讃歌のBGMに合わせて、全員で合唱して閉会した。 その後、会場を変更した2次会にも30名以上の同窓生が出席した。
獣医学科同窓会釧路支部開催報告
今年は、寒さの厳しい冬となり、同窓生の皆様、いかがお過ごしでしょうか。
去る2月1日(金)、午後7時から釧路市栄町のアクアベールにおいて、酪農学園大学獣医学部釧路支部の同窓会を中出教授に来ていただき、出席者20名で開催しました。
中出先生より、最近の大学の近況報告があり、懐かしさと共に、時代の流れを、感じました。獣医動物看護学類など、大学の新たな機構改革など、動物、食品あらゆる分野の職業選択の幅が広がっているように思います。
会では、酒を交わしながら、一人一人、近況を報告してもらいましたが、楽しかった大学生活から、社会に出て、様々な経験を積み重ねて現在に至る過程はそれぞれ違いますが、大学生活で得た仲間や恩師から得た絆が生活の糧になっているようです。仕事では、はめをはずせない人も、自分をさらけだして、飲んで歌って、語り合い、楽しいひと時を過ごしました。
不慣れな事務局で、準備不足、失敗もあり、再履修をすることになったので、春~夏の暖かい時期に、再度、開催を予定しています。また、楽しく、同窓会の仲間とともに、顔を合わせ、楽しいひとを過ごしましょう。 (文責 25期 今井 一博)
石原智明教授最終講義
2月22日(金)に石原智明教授(実験動物学教室)の最終講義が、C1号館101番教室で開催されました。
最終講義には学生、教職員合わせて約60名の方が出席いたしました。講義では、実験動物や原虫など先生の研究活動の一端を紹介されました。
講義の終わりに、石原教授より出席の方々へ感謝の言葉が述べられました。
講義終了後に学生代表より先生へ花束の贈呈がありました。
最後に林正信獣医学群長より挨拶があり、石原教授の研究業績の紹介とこれまでの功績に対し感謝の言葉が述べられました(学園HPより転載)。
同窓会連合会近畿地区(支部)幹事会開催報告
2月24日(日)13:00より近畿地区(支部)の役員等13名の出席者により近畿支部幹事会が、阪急梅田駅近くのシダックス梅田茶屋町クラブで開催された。本学からは福山常務理事、野村同窓会会長、浦川が出席した。
まず、2府4県における支部構築の目的と設置承認について事務局より報告があり、京都、和歌山支部が昨年設置され、残りは奈良、滋賀、大阪となった。全支部が設立した段階で各支部を近畿地区の傘下に置くこととなった。また合わせて近畿支部の幹事会メンバーの報告が行われた。
次に提案事項として1)近畿支部の会則について会費も含めて協議された。その結果、他支部会則等を参考にして会則を検討することとし、会費は受益者負担として徴収はしないこととした。次に大阪府支部長についての提案があり、府立農芸高校、吉田文三氏を選任したことも報告された。また河野緑風会兵庫支部長からは役員会実施報告と6月に緑風会近畿地区の設立準備委員会開催予定の報告も行われた。
その他として、各支部長からの支部報告と学園並びに同窓会連合会からの報告が行われた。
福山常務から80周年の周年事業概要報告と寄付への協力依頼および創立100年に向けての「酪農学園のめざす姿」の概要報告が行われた。
野村会長は、同窓生名簿の整備、建学の精神の具現化、入試、就職への協力、全国のブロック化によるネットワーク整備、「単位同窓会(経(タテ)糸)」と「地区支部同窓会、職域OB会(緑風会、酪小獣)の(緯(ヨコ)糸)」による組織強化を推進することを報告した。集合写真撮影後、清水顧問の乾杯のご発声により懇親会が開始された。懇親会の中でも地区支部の今後の運営について活発な意見交換が行われ、印南顧問の挨拶で閉会とした。
北海道第2地区北空知支部総会報告
2月23日(土)17時30分より同窓会連合会北空知支部総会が滝川市「福喜園」を会場に行われ21名が出席した。本学からは、榮忍高校長、同窓会連合会野村武会長、永田享後援会常務理事、中出哲也獣医学群教授、浦川の5名が出席した。今年度は、12月16日に急逝した原田勇学園長への黙祷をもって開始した。
総会の前に高谷富士雄北空知支部会長のご挨拶ののち講話が行われた。中出哲也教授が大学・短大の現況について、約10分程度の講話を行った。内容は短大閉校、大学再編、改革の状況、任期満了に伴う学長選挙の結果、高大連携での獣医進学コース結果等を包括的に述べた。
その後、6時すぎから来賓挨拶を榮高校長、永田援会常務から頂戴した。榮校長は高等学校の現況を報告し、永田常務は後援会から日頃のお礼と周年事業への寄付のお願いを行った。総会は尾崎義憲副会長の進行により高谷会長を議長に選任して進められた。
議案1号から4号まで提案されて原案どおり承認された。新年度の事業計画として白樺祭、HCDの母校訪問の報告もあった。役員改選では副会長に後藤精司氏が選任され、事務局長が伊藤博明氏より水口正之氏に変更となった。
議長退任のあと、司会より閉会のあいさつが行われ、総会が終了した。その後に記念撮影が行われた。高谷会長の挨拶後、野村武連合会会長が同窓会の現況報告と乾杯の発声により、懇親会が開始された。
出席者全員、自己紹介を兼ねての近況報告が行われ、和気藹藹の中で懇親を深めた。最後に北準一顧問の発声により懇親会を終了した。
獣医学科同窓会開催報告
平成24年度日本獣医師会獣医学術学会年次大会が平成25年2月9日(土)~11日(月・祝)に、大阪国際交流センターにおいて開催されました。これを機会に大阪府支部主催で獣医学科同窓会を2月9日(土)19時からアウィーナ大阪で開催しました。参加者は、北は北海道、南は沖縄まで全国から50名以上の同窓生・大学の先生方に集まっていただきました。
懇親会は服部孝二(14期)大阪府支部長の開会あいさつで始まり、北村直人(4期)獣医学科同窓会会長あいさつ、谷山弘行(10期)酪農学園大学学長のあいさつ・大学の近況をお話していただき、田村 豊(7期)獣医学類長の乾杯で懇親会は始まりました。久しぶりの同期生・同窓生との再会に話もはずみ、中締めは野村武(1期)酪農学園同窓会連合会会長の一本締めで、最後は菊池直哉(8期)事務局長の音頭で酪農賛歌を参加者一同で肩を組み、熱唱しました。
途中、日本獣医師会山根会長があいさつに来られたり、来年度年次学会開催の千葉県獣医師会の関係者10数名が突然来られるハプニングがあったりと、予定の2時間はあっと言うに過ぎ、懇親会は盛会な内に無事終了しました。
獣医学科同窓会ブースを開設
~平成24年度日本獣医師会年次大会開催時において初めて開設される~
去る2月9日(土)から11日(月)の3日間、大阪国際交流センターにおいて平成24年度日本獣医師会年次大会が開催されました。本大会には日本全国より酪農学園大学獣医学科同窓生が研究発表などで多数参集します。
これまでは、会場内には同窓生の親睦を図る場所がなく、ホールや廊下で意見交換を行ってきましたが、ゆっくりとくつろげる場所の提供が要望されておりました。北村同窓会会長の提案で今年は初めて獣医学科同窓会の専用ブースが会場内に設置されました。
谷山弘行学長、野村武酪農学園同窓会連合会会長、そして北村直人獣医学科同窓会会長が3日間待機している中、多くの同窓生が訪れていただき、懐かしい顔を見せてくれました。卒業期を超えて話が弾み交流の輪が出来ました。同窓会ブースを開設して本当に良かったと実感いたしました。初めての試みでしたので十分知れ渡っていなかったのでしょうか、来室される同窓生は多くはなかったものの、3日間で延べ80名ほどが訪問していただきました。
来年は千葉で開催されます。また獣医学科同窓会ブースを開設する予定ですので、獣医師大会の参加される同窓生はぜひともお立ち寄りください。最後になりましたが、長濱伸也氏(兵庫・12期)、服部孝二氏(大阪支部長・14期)、辻本光宏氏(大阪・16期)の各位には会場設置から回収まで3日間大変お世話になりました。心より御礼申しあげます。
(文責 獣医学科同窓会 事務局長 菊池 直哉)
2012年度酪進会開催報告
2012年度酪進会定例会(酪農学科 家畜管理・行動学研究室同窓会)を2013年2月16日(土),札幌にて開催しました。西埜先生は残念ながらご欠席されましたが,干場教授,森田教授,デンマークからおこしいただきました高井特任教授,道内OB・OGに加え,50期となる卒業年度のゼミ学生を迎えて総勢約34名がご出席いただきました。
今年度の研究室の活動報告を干場教授と森田教授からいただいた後に,日頃の研究成果の報告を兼ねた研修会として,大学院生からの発表を行いました。内容は『搾乳関連排水の低コスト管理に関する研究』,『肉牛農場におけるふん尿管理方式の変更による窒素収支の変化』の2題でした。どの題材もこの研究室らしい現場に即したもので,質疑も行われ,発表者・参加者ともに有意義な時間となりました。
後半は,新しく酪進会会員となる新卒業生の歓迎会が行われました。大学の新卒業生からは各々卒業後の進路,抱負が発表され,OB・OGの方々からもそれぞれ近況報告や今後の抱負,新卒業生に対する励ましの言葉が述べられました。
本年度の酪進会も盛大に開催され,先生方,新卒業生やOB・OGの方々とのすばらしい一時を過ごすことができました。これからも幅広い世代が集う場として酪進会が開催されていくことを願っております。毎年参加される方はもちろん,しばらくご無沙汰されている方,参加されたことのない方も,来年の酪進会でお会いできることを励みに日々,奮闘して参ります。なお、来年は4年に1度の総会の開催年(冬季オリンピックと同じ)です。日程を早めにご連絡しますので、是非ご参加下さい。(文:佐々木美穂)