去る、11月26日(土)午後3時より帯広市内の煉瓦亭において、十勝支部の設立に向けた世話人会が出席者7名で開催された。
春に開催された発起人会において推薦されて世話人の代表として、沢本輝之さんを選出した。協議内容は支部会則(案)、支部役員(案)について。会則は、十勝支部の事情を考慮し、4ブロックに分け、各市町村に幹事を置くことを決定した。役員は役員就任予定者等について、各担当者より承諾等の打診することとした。また、幹事については、市町村毎の名簿を作成し、代表世話人のもと、地区担当理事予定者と協議し、人選することとした。
設立総会は、2012年1月28日(土)午前11時より 会場を帯広東急インにおいて実施することとした。詳細は学園だより、新聞、HP等により周知することとした。
なお、今後の取り進めについて12月22日(木)午後1時よりレストラン煉瓦亭において総会に向けての拡大世話人会を持つこととした。
株)永井農場(長野県東御市)が第40回日本農業賞大賞を受賞。
2009年より株式会社化し、取締役社長 永井進氏は本学 附属高等学校、短期大学のOB。
ずっと同じ思いで
受賞の一報を聞き、これまでやってきたことが認められたのは良かったと思いました。決して条件に恵まれない中山間地で、農業法人として経営が成り立っていることが評価されたようです。それだけ補助金頼みの農家が多く、自立した農家はまだ少ないということでしょうね。
私が高校を卒業して農業を始めた頃、うちは本当に小さな農家でした。名家でもなければ土地があるわけでもない農家がどうすれば一人前の経営ができるか、最初の30年はずっとそのことだけを考えてきました。
米のほかに果樹や酪農をやり、生産だけでなく販売や加工を始めたのも、自分たちで食べていける自立した農家になるため。でもね、当時は、「農家は作物をつくればいい、売ることは仕事じゃない」と言われ、風当たりが強かったんですよ。
日本農業賞の応募書類には、自分たちの思いや取り組みを正直に書きました。日本の農業はどうすればいいかを問いかけるようなつもりでね。ずっと同じ思いで同じことをやり続けてきたにもかかわらず、かつて批判されていたことが評価されるようになったということは、時代が変わったんでしょうかね。
法人としての役割と責任
いまでは約150戸の地元農家から土地をお借りして米を作っています。皆さんの分まで農業をやるということですから、それだけの責任を負うことになります。自然に地域全体のことを考えるようになりますし、日本の農業や食料のあり方を無視できません。ここ20年は、日本の農業は誰が担うのか、食料を誰がつくるのか、真剣に考えざるを得なくなりました。農家が減少し続ける以上、新しい人材は欠かせませんし、そのためにも法人化して新規就農者を迎え入れる体制が必要でした。
農村特有の社会性を無視しては、農業は成り立ちません。国がかつてそうしたように、「単なる食料生産の担い手」を増やしてもだめ、その集落で担い手を育てなければ継続的な展開は望めないでしょう。自分の利益だけを求める人間に土地を貸したり協力したりするはずがありませんから途中でうまくいかなくなるはずですし、そもそも地域とのコミュニケーションがなければ農業をやっていても楽しくありませんからね。
消費者の皆さんに伝えるということも、農業法人の役目だと思います。農場のフリーペーパーやホームページ、食育や交流活動など様々な方法で情報を発信し農業の実情をお伝えしているのは、消費者と農家が別の方向を向いていては日本の農業が危ういと感じているからです。
うちは特別な技術や最新設備を導入した農場ではありませんが、それだけに環境的に恵まれなくても農業に真剣に取り組みたい人の参考になることがあるかもしれません。そういう意味でも、受賞は良かったなあ、という気持ちです。
農業を誇れる世の中に
農業をやっていると我慢強くなるよ、といつも言っています。自然が相手の仕事ですから、何事も他人のせいにはできません。農作業がきついから農業は大変だと誤解されがちですが、そうじゃない。一番大変なのは、自然相手ってことです。天候不順で米の出来が悪くても、牛が病気になっても、米や牛は悪くない。それを他人のせいにするようなら農業は成り立たない。言い訳したってだめ、最後は全て自分にくるんです。だから、忍耐力がついて我慢強くなるんですよ。
これからのことは若い人たちにお任せですが、自然や農業がもっと大事にされて、日本の食を支える人間が誇りを持てるような世の中になればいいなと思いますね。
個人的には、もともと農業が好きだし、やっていると楽しいですから、離れられないでしょう。身体が動く限りは農業をやっていたいですね。
(会長の父親 永井 忠氏 受賞談 HPより転載)
平成23年11月19日、酪農学園同窓会連合会の青森県支部総会が野村武酪農学園同窓会連合会長、谷山弘行酪農学園大学・短期大学部学長、榮忍とわの森三愛高等学校長、仙北富志和酪農学園副学園長のご出席を賜り、青森県三沢市「三沢シティホテル」で開催されました。
青森県支部総会の開催は昨年度諸事情により開催できなかったため2年ぶりの開催で多くの新顔の方に出席していただき、ここ数年では最も多い30名の出席で執り行われました。
御来賓の野村会長・谷山学長・栄校長から同窓会連合会・大学・高校等の近況等を含めご挨拶を頂き、総会の中での研修会では、「酪農学園の感化力と教育力」と題して仙北副学園長に記念講演をしていただき、参加者皆真剣な眼差しで聞き入っていました。
総会後の懇親会は、近況報告や若き学生時代の思い出、エピソード等について参加者全員が自己紹介をするなど大変熱く盛り上がった懇親会となり、有意義な同窓会でありました。
(文責 村井孝生)
2009年度本学短期大学部酪農学科を卒業した仲間で同期会を下記により開催しますのでご参加願います。
記
日 時:2012年2月4日(土)18時より
場 所:定山渓温泉 鹿の湯
参加者:2009年度短期大学卒業生
幹 事:姉崎正弥、中澤愛希
会 費:未定(詳細は後日お知らせします)
以 上
長崎県県北地区の同窓会を、11月23日(水・祝日)午後5時より会場を「菜娯味」(なごみ)(佐世保市下京町10-7 1F)において、12名の出席者により開催しました。報告内容は以下のとおり。
1 九州連合同窓会の設立と会長就任の報告および連合同窓会規約、役員説明、H24連合同窓会開催について(古賀会長より)
2 支部同窓会の経過報告(事務局岩永)
3 会員経過報告
4 その他
・第10回全国和牛能力共進会長崎大会開催(H24年10月)時の来県同窓生の歓迎会について
その後の懇親会においては、久しぶりの開催であったが、和気藹々と旧交を温めることが出来た。
北畑光男(きたばたけ みつお)
1946年 岩手県生れ
詩集「死火山に立つ」「とべない蛍」「足うらの冬」「飢饉考」「救沢まで」(第三回富田砕花賞)「文明ののど」(第三十五回埼玉文芸賞)「死はふりつもるか」(第十三回埼玉詩人賞)
詩誌「歴程」「撃竹」同人。村上昭夫研究誌「雁の声」主宰。日本現代詩人会、日本文藝家協会、埼玉詩人会会員他。
この度、酪農学科7期卒のOB、北畑光男様より同窓会連合会に詩集「北の蜻蛉(せいれい)」をご寄贈いただきました。本書は花神社より今月の11月10日刊行されたものです。
皆様にご紹介させていただくと同時に同窓会書棚に配架してありますので興味のある方はご一読願います。詩集は20篇で構成されており、珠玉の作品揃いです。
現在、同窓会埼玉県支部に所属され、同窓生入試アドバイザーとして本学の学生募集にもご尽力をいただいております。
11月19日(土)2011年度の緑風会第5回2011年度道東地区支部研修会が釧路市交流センター「さいわい」を会場に行われた。参加者総数30名。本学からは小野寺秀一入試部長、干場信司農食環境学群長、林正信獣医学群長、浦川が会長所用で代理出席した。
13時30分より開会式を行い、主催者挨拶を岸田隆志別海高校長、緑風会からの挨拶を副会長西田丈夫標茶高校長、大学代表挨拶を干場信司農食学群長が行った。
研修1として、各参加高校より15分程度の高校の現況紹介。
1)北海道美幌高等学校 湯浅友喜教諭より本年度より美幌高校と旧美幌農業高校が合併して新設校「北海道美幌高等学校」が旧農高敷地で開校した。生徒総数は401名で1年生は普通科2間口、農業科は「生産環境科学科」「地域資源応用科」の2科。普通科との合併により部活動の活性化と進路指導が強化された。
2)北海道音更高等学校 根本有治教諭より「定時制農業科」1間口、「全日制普通科」4間口での教育運営を報告。10年前から旧牧草地を森にして環境教育を実施。地域住民への森づくりの解放講座。「花の音更高校」から「花と森の音更高校」へとキャッチコピーを転換。
3)北海道士幌高等学校 山田智絵教諭より農産加工専攻斑の取組について報告。主な活動は「パン製造」と「アロニア製菓製造」。昨日製造したパン2種類を研修会参加者に試食させ、高校産のコムギ「春よ恋」について評価を行った。高校産小麦の製パン性について専門機関に分析依頼を行い、今後の可能性を検討中。
4)北海道別海高等学校 平岡賢一教諭より「地域ぐるみの教育を目指した新しい学校づくりの推進」と題して平成19年より取り組んできたコミュニテイ・スクール(学校運営協議会制度)を取り上げ、その構成や主な活動内容について紹介した。設置されている部会として、学習部会、生活部会、進路部会、健康教育部会、農業教育部会で、メンバーに医師やPTAのOB、JA、町、教育長等多彩なメンバーで構成されており、ユニークな取組として紹介された。
5)北海道標茶高等学校からはPPTを利用して、高校における教育実践活動について幅広く紹介した。高校は現在、8学級245名。学校のテーマが「きっとあえる 君のイイ顔!!」
活動実践として平成22年より「花フェスタ」に出場。今年は準大賞を受賞。ロボット搾乳機を平成21年度に導入し、近代的な酪農経営を展開している。
6)北海道中標津高等学校 杉田慎二教諭より根室農業の状況、高校の現況について報告が行われた。 現在食品ビジネス科44名、生産技術科28名の72名。食品ビジネス科にはプロセスコース、マネージメントコース。生産技術科にはデイリーコース、ガーデニングコースを設置。最近の特色ある活動として計根別食育学校の実践、新製品の開発、花を通した交流、環境教育の実践等が報告された。
研修2として、小野寺入試部長より本年よりの学部学科の改組転換に伴う新しい学群学類コースについての概要報告を行った。次に干場農食学群長より父母懇談会での内容から、農食環境学群について紹介した。本学の建学の理念である「健土健民」と学群学類の教育内容の中で担うべき役割、および循環農法図と本学教員の教育研究上の分担、関わりについてわかりやすく紹介した。
林学群長から獣医学群2学類について、獣医保健看護学類の状況と今後の国家資格化の方向性、獣医学類では日本の獣医師の活動状況、本学の卒業生の進路状況、産業動物獣医師育成への本学の取組等を紹介した。その後、質疑応答ののち研修会を終了した。また、5時より会場を変更し研修会参加者による懇親会が開催された。
10月29日(土)~30日(日)
AM10:00 中央館1階ロビーに集合。薄曇りの天気の中、懐かしい顔が次々と現れ、挨拶を交わしました(家族含めて約50名全国各地から集合)。
AM10:30~11:45 附属動物病院を見学。中出教授の案内で小動物から大動物までの各施設を見て回り、わが母校の動物病院の変貌に感動しました。その後は各自、生協食堂で昼食をしたり、ゼミへの挨拶まわりをしていました。
PM12:30~1:20 黒澤記念講堂にて記念礼拝を開催。12時30分からなのに遅刻する同期生の面々、学生時代と何ら変わらない。菅沼英二先生のもと、亡くなられた恩師を追悼し、創世記のノアの箱舟などのお話を拝聴しました。
PM1:20~2:00 恩師との交流、中央館屋上の見学。懐かしの獣医1号館1階V111教室(B1号館210教室)に移動して、加藤教授より大学の現況報告、湯浅先生と新山先生から近況を伺いました。その後、中央館屋上の眺望を堪能しました。
PM2:00 登別に向けてバスで出発
PM4:00 登別万世閣に到着。祝宴まで各自自由行動。
PM6:00 祝宴開始。乾杯の後、菅沼先生、種池先生、中尾先生から挨拶、近況報告をしていただきました。その後は順次近況報告を行ってもらいました。
PM8:20 2次会開始。全員で隣の広間に移動して、無制限の2次会がスタート。笑い声が絶えない中、カラオケでも盛り上がり、深夜まで楽しい宴会となりました。
AM5:30 数名が早朝ランニングへ出発。タフですね。
AM10:00 大学に向けてバスで出発。バスにて帰学する方とゆっくり洞爺、小樽をめぐる方とに分かれ、5年後か10年後の再会を約束しました。皆様、楽しんでもらえたことでしょう。(文責 棚田 敦司)
長かった暑さもようやく終わり、秋冷の頃となりました。
久しぶりですが、県北地区でのミニ同窓会を下記の通り実施したいと思います。当日は古賀会長にも来ていただき、同窓会の近況等のお話もありますので、是非出席くださいますようお願いします。
記
日時 平成23年11月23日(水曜祝日) 午後5時より
場所 「菜娯味」(なごみ)佐世保市下京町10-7 1F
国道35号線ぞい 「漁民」近く
会費 5,000円
出欠の連絡は、松崎秀保宛FAX(0956)49-3113までお願いします。
第10回酪農学園高等学校卒業関東甲信越地区合同同窓会が、今年も11月5日(土)13時より、有楽町の酪農学園東京オフィスにて開催いたしました。
当日、本校より、榮 忍校長・黒畑勝男副校長・村山昭二大学特別講師(前校長)・同窓会より、南雲良三連合会副会長兼関東同窓会長・高澤 靖東京オフィス所長等のご来賓をお迎えして盛大に開催されました。
開会に先立ち、東日本大震災で被災に遭われた方々に対して黙とうをささげました。榮校長、黒畑副校長からは、学園の現況・高等学校の現況等学科再編や生徒募集・入学者の状況等々のお話がありました。
村山前校長からは現在大学で特別講師として、黒澤酉蔵先生の建学の精神等を学生に教えておられ、今回「学園創設の理想と高校教育の沿革」として高校教育についてまとめられたものを出版され、出席者に贈呈されました。
南雲会長からは同窓会連合会並びに関東同窓会の現況取組等のお話がありました。高澤所長からは東京オフィスの現況・活用状況等についてお話がありました。
交流会では、出席者各自の現況報告と自己紹介のあと、今年も三愛女子高等学校卒業の田中可子さんのマンドリン演奏とマンドリンにあわせて、讃美歌・それぞれの学校の校歌・唱歌等々を全員で合唱し、野幌の学び舎、学生時代にタイムスリップして、延々と語らい楽しいひと時を過ごし、名残りおしみつつ、来年も有楽町で逢いましょう、と18時に散会しました。
今回、東京オフィス高澤所長・同窓会連合会事務局等々より多大なご支援ご協力を賜り、厚くお礼申しあげます。 (文責 須田 利明)