大学・短大家畜栄養学・飼料学研究室同窓会開催報告
12月5日(水)午後7時から元野幌トンデンファームレストラン「松の実」において、研究室同窓生、学園関係者約30名が集まり、同窓会が開催された。
今回は世話人の上野光敏氏(14期)、野英二氏(11期)の呼びかけにより、楢崎昇先生の傘寿(80歳)、塩野谷孝二氏の表彰(全国酪農青年女性酪農発表大会農林水産大臣賞受賞(2012年7月13日))(第51回農林水産祭参加行事内閣総理大臣賞受賞(2012年11月23日))、小林紀彦氏の表彰(北海道ホルスタインナショナルショウにてリザーブ・ジュニアチャンピオン受賞(2012年9月22-23日))の3つのお祝い会となり、本学で肥育された酪豚でのお祝いとなった。
会は野、上野氏の進行により、安宅一夫先生の開会挨拶ののち、出席者から先生には傘寿のお祝いとして「傘」が贈られた。楢崎先生より答礼があり近況報告を含めてご挨拶をいただいた。
その後、2期の葉山氏、松山氏から44期上野氏まで各自近況報告やゼミの思い出話に花を咲かせた。苦学して卒業し、お世話になった恩師に対して言葉を詰まらせるOBもおり、厳しくも愛情ある恩師に対してのそれぞれの思いを多くのOBが熱く語った。最後は一番若い44期渡辺氏の乾杯により会を閉じた。
同窓会連合会小動物臨床医会中部設立総会報告
12月2日(日)午後1時からウインクあいち10Fの1008会議室において小動物臨床医会中部設立総会が開催された。学園からの出席者は福山二仁常務、中出哲也教授、遠藤能史助教、浦川。総会出席者は35名。
まず、総会は中部地区浅井健治会長のご挨拶と提案により加藤正木氏を議長として進行した。報告事項では、永井勝氏(冨山支部長)から小動物臨床医会の設立趣旨説明が行われた。審議事項では、会の通称について協議し、「地塩会」とすることとした。会則は原案を一部修正のうえ承認された。役員については、顧問に中出哲也氏、会長に永井勝氏(4期)、副会長に藤村宗道氏(5期)、飯田恒義氏(5期)、加藤正木氏(4期)が選出された。また事務局は加藤正木氏が兼任することとなった。会計、監事は次回までに選出することとした。
なお、幹事は7県(冨山、石川、福井、岐阜 各2名、三重、静岡 各3名、愛知6名)で20名を配置することとし、追加人選を行い、事務局に報告することとした。事業計画では本総会を役員会とし、第1回研究会はこのあと2時より開催することとした。
休憩を挟み、午後2時15分から5時まで小動物臨床医会中部研究会が開催された。講師は中出哲也教授(伴侶動物画像診断)で演題は「画像診断の各症例」、別添レジュメとPPTにより、腫瘍等の症例をCT&MRIを利用した画像診断について3D映像も含めてわかりやすく解説した。
遠藤能史助教(伴侶動物外科学Ⅱ)は「悪性腫瘍に対する新たな検査法・治療法の模索」と題して、PPTによる臨床腫瘍学研究室の取り組みと現状について説明した。特に肥満細胞腫(MCT)に対する化学療法、外科療法、について、各種治療薬の感受性マーカーの検索結果を症例等により紹介した。
研究会終了後、会場を変更して百楽において6時より懇親会が開催された。懇親会では福山常務より本会へお祝いと学園に対する協力依頼、学園の現況報告が行われた。永井会長の乾杯のご発声により開会し懇親会に入った。懇親会では各自自己紹介を行い、近況等を報告した。最後は記念撮影ののち輪になって酪農讃歌を合唱して閉会した。
アジア酪農交流会セミナーと懇親会のご案内
日頃、本会の活動にご理解とご協力を賜り厚くお礼申しあげます。
さて、この度、ネパールLa Grandee International CollegeのDr.ダナ パティ氏を招へいし、下記の要領で講演会(セミナー)と懇親会を開催いたします。多くの方々のご参加をお待ちしています。参加希望者は、準備の都合上必ず12月6日(水)までに申込下さい。
なお、同日、同氏による酪農学園大学食品科学科において特別講演が開催されます。 2012年11月12日 アジア酪農交流会 会長 野 英二
記
1.日時:2012年12月13日(木)17時~
2.場所:新札幌アークシティホテル(JR新札幌駅直結)
札幌市厚別区厚別中央2条5丁目6番2号 TEL: 011-890-2525(代表)
3.内容:・講演 17時~18時 ・懇親会 18時~
ダナ パティ氏(ネパールLa Grandee International College)
「ネパールの畜産・農業」
4.参加費:6,000円(懇親会参加者)、講演のみの参加は無料
5.申し込み先:アジア酪農交流会事務局
上野 光敏 TEL:090-2054-3462
野 英二 FAX:011-386-1574 e-mail:e-no@rakuno.ac.jp
追記
酪農学園大学食品科学科 特別講演
1.日 時: 平成24年12月13日(木) 13時~
2.場 所: 酪農学園大学 C4号棟 301教室 以上
同窓会連合会福島県支部通常総会報告
第9回を数える福島県支部通常総会は、郡山市花ノ祥を会場に11月10日(土)午後1時30分より行われた。鈴木紀男支部長より開会の挨拶のあと、来賓挨拶では福山二仁常務理事より学園の現況が紹介された。続いて野村武同窓会連合会会長より同窓会の現状報告が述べられた。
議長選任では鈴木支部長を議長に選任し、議案第一号第9期事業報告並びに収支決算承認について、監査報告を含めて提案された。次に議案第二号第10期事業計画案および収支予算案について提案され、原案どおり承認された。
通常総会終了後、副会長で久保獣医科医院 久保 明 院長を講師に「福島県における放射能問題について」と題して講演いただき、研修会を実施した。
研修会終了後は同会場において、出席者による懇親会が開催され、和気藹藹のうちに親睦を深めることができた。
「第24回酪農学園大学関東地区農業経済学科現地研究会」開催のご案内
晩秋の候、卒業生の皆様にはお忙しい日々を送られていることと存じます。日頃は同窓会活動にご協力いただき誠にありがとうございます。
さて、農業経済学科同窓会では毎年、現地研究会を開催しております。今年度については昨年好評だった酪農学園東京オフィスにて引き続き開催いたします。お忙しいところ恐縮ですが、奮ってご参加いただけますようお願い申しあげます。 2012年11月
記
開催日時: 2012年12月15日(土)午後3時より
会 場: 酪農学園東京オフィス 東京都千代田区有楽町2丁目10番1号
東京交通会館11階 ℡ 03-6259-9955
テ ー マ: 「農業経営の生き残りを考える」
講 師: 農業経済学科 吉岡 徹 准教授
懇 親 会: 終了後、懇親会を予定しております。
(会費2,000円です)
第15回林家卯三郎(本学獣医学科25期)一人会(11月24日、25日)のご案内
11月24日(土)19時00分開演(開場30分前)、25日(日)14時00分開演。
ドラマシアターどもⅣ(江別市2条2丁目7-1 江別駅徒歩5分)において、本学獣医学科1993年度卒のOBで,当時落後研究会に所属し、現在、落語家としてご活躍の林家卯三郎(小川祐之介氏)による第14回一人会が開催されます。後援は江別市教育委員会・酪農学園大学。
初日の演台は「子猫」他2席。2日目は「しじみ売り」他2席。異色OBの上方落語をご堪能下さい。詳細は上記ご案内をご覧下さい(クリックすると拡大します)。
拝啓 残暑厳しい折ですが、皆さまにはご健勝のことと存じ上げます。
さて、かねてより準備を進めてまいりました和歌山県支部設立総会を下記の日程で開催することになりました。
関係者の皆様にはなにかとご多用とは存じますが、お繰り合わせのうえ、ご出席いただきたくお願い申し上げます。敬具 和歌山県支部長 澤竹 孝幸
記
日 時:平成24年11月25日(日) 午後4時30分から午後7時まで
会 場:ダイワロイネットホテル和歌山
〒 640-8156 和歌山県和歌山市七番丁26-1
℡ 073-435-0055
会 費: 7.000円
お問合せ:澤竹孝幸(0739-72-4541) e-mail: umeking7@hotmail.com
藤井 創 宗教主任の奨励から
昨年5月、わたしは被災地ボランティアチーム第5班の学生たちと大船渡市に行きました。現地に着いた翌日、大船渡教会の礼拝に出席しました。その時、ある方がわたしたちに挨拶したいと話し始められました。その挨拶は本学への感謝のことばで溢れ、感極まり、声を詰まらせてしまわれました。その方は、隣町、陸前高田市の和牛の繁殖農家、小澤惣一さんでした。小澤さん家族は無事でしたが、自宅は津波で流され、牧草地も跡形もなくなっていました。高台にあった牛舎は助かったものの、牧草が底をつきかけ、絶望的な状況でした。そんな時、本学から「先発調査隊」が大船渡に派遣されました。調査隊は陸前高田市にも足を伸ばし、学生たちはそこで小澤さんと出会ったのです。
調査隊のひとり、大学院生の関口明希さんは、小澤さんの苦境に接し、なにかできないかと思案しました。本学に戻った後も小澤さんと連絡を取り、「牧草が不足している」ことなどを本学関係者に伝えました。これを受け、本学教員の尽力もあり、本学と協力関係にある浜中町農協に支援を打診。浜中町で酪農を営む方が牧草ロール25個を提供してくれることになりました。運送費23万円は浜中町農協が負担し、5月28日、その牧草が小澤さんのもとに届けられました。
その翌日、5月29日に、わたしたちは大船渡教会の礼拝に出席し、小澤さんの挨拶を聞いたのです。わたしたちも、小澤さんのところを訪ね、牛舎の掃除をし、電気のない中、昼食をごちそうになりました。第4班も、力の余った男子学生4人と1教員が小澤さんの被災した自宅の片付けに大活躍していました。
小澤さんは、大震災からちょうど1年後、今年3月11日、大船渡教会で洗礼を受けました。牧草をアメリカから輸入するなど、厳しい状況が続いていますが、小澤さんが試練や思い煩いをすべて神に委ねて、感謝に溢れて、懸命に生き働いておられる姿が目に見えるようです。小澤さんは娘のさちさんに、本学への進学を進めるようになりました。
「真面目に牛の世話などを手伝ってくれた学生さんたちの姿に感動した」とのこと。さちさんは、叔母らを震災で失って落ち込み、高校に通えない時期もあったようですが、この夏に本学のオープンキャンパスに参加し、明るく言いました。「景色がきれいで北海道が気に入りました。将来は野生動物の保護に関わる仕事につきたいです。」どうやら酪農学園大学と小澤さん一家のドラマはまだ続いているようです。
「喜ぶ人と共に喜び、泣く人と共に泣きなさい」(ローマ12章)。これに勝る人生のさいわいはありません。本学の学生たちは、被災地で小澤さんに出会い、まさに「泣く人と共に泣き、喜ぶ人と共に喜ぶ」すばらしい経験を与えられたのです。関口明希さんは、今回の経験を通して「酪農学園大学の底力がわかりました。自分がこの大学に入ったことを誇りに思います」と言っています。酪農学園に連なるさいわいを思い、酪農学園に属することを誇りとしながら、実りの秋を歩んでいきたいと思います。
獣医学科同窓会会長賞「三愛賞」と「特別三愛賞」の授賞式ならびに受賞講演会、受賞祝賀会の開催報告
26日(水)午後2時30分より酪農学園大学中央館学生ホールにおいて、第7回獣医学科同窓会会長賞「三愛賞」と第3回「特別三愛賞」の授賞式並びに受賞講演会が開催された。会場には獣医学科関係者並びに獣医学科学生が出席した。
本年度の「三愛賞」受賞者は(元)千葉県農林水産部 第2期(1969.3卒業)生唐仁原 景昭氏。唐仁原氏は現在、関東甲信越地区副会長(同窓会連合会千葉県支部長)で同窓会活動でもご尽力をいただいている。今回の 「三愛賞」は唐仁原氏の「日本における狂犬病流行の歴史」についての長年の研究に対して贈られたものである。
第3回「特別三愛賞」には(元)酪農学園大学獣医学科 獣医繁殖学教室 教授(1993年3月退任)河田 啓一郎先生に贈られた。河田先生は受賞のご挨拶の中で、52年、北大から本学赴任後の獣医繁殖学教室立ち上げのご苦労話や黒澤亮助先生の後任としての足跡、教育機関の使命として「人を育てることの意味」を長年のご経験から述べられた。
受賞特別講演会では、唐仁原景昭氏より「日本における狂犬病流行の歴史」と題して講演が行われた。日本から狂犬病が姿を消して半世紀が経過した。予防接種率も40%と年々低下傾向にあり、日本での清浄化は検疫により維持可能との考えに同調の飼い主が増加している。 しかし、唐仁原氏は、世界の狂犬病罹患死亡者が毎年55000人を数えている現状から、国内へ侵入しない保証はないと警鐘を鳴らしている。
研究内容は、唐仁原氏の長い年月をかけて国内での狂犬病流行の実態を自ら足を運んで調査した労作であり、古文書、漢籍等も含んだ緻密な調査結果は非常に貴重なものです。 講演内容は後日、動画により配信いたしますのでご覧いただきたいと思います。
なお、6時より会場を新札幌アークシティホテルに移して受賞者を囲んでの祝賀会が開催された。
9月23日(日)本学のローン広場において、動物愛護フェスティバルが開催され、約5000人の入場者を迎えた。この催しは江別市小動物開業獣医師会(ほとんどの方々が本学OB)、酪農学園大学が主催で毎年動物愛護週間(9/20~26)に開催されており、今年で第6回を数えます。
天候にも恵まれ、大勢の市民、愛犬等が本学に訪れた。“どうぶつふれあい広場2012”が今年のテーマでワンちゃんの他にも、仔牛、羊、ポニー、ぞうがめ、うさぎ、アヒル等も参加し、「どうぶつふれあい広場」に相応しくさまざまな催しが行われました。
ドッグダンスショーやアジリティ、わんわん運動会、ディスクドッグのデモ等のイベントに加え、各出店ブースでの催しも例年同様に長蛇の列が出来、大勢の方々にご参加いただきました。
本学から獣医学群の教員及び学生が関わっており、獣医保健看護学類のクイズ大会、おしゃれ犬コンテスト。附属農場からは仔牛の哺乳体験。馬術部ではポニー乗馬体験で参加しました。また、とわの森三愛高校生による農産物や“オニコロ”の販売も盛況でした。