平成29年12月3日、ホテルクリオコート博多にて第6回酪小獣九州ブロック技術者研修会・懇親会が開催されました。
今回お招きした講師は伴侶動物内科学Ⅰユニット前原誠也先生です。講演のタイトルは「一時診療における眼科学」です。
内容は目が赤い。そして目が見えない。という主訴に対しての診断と治療についてとても分かりやすくまた我々が明日からすぐに取り組める治療方法について講演をしていただきました。
また、講演の後は懇親会が持たれました。この席では前原先生から現在の獣医学群の四つのトピックスをお伝えいただきました。①現在の教員やスタッフの状況。②獣医学類入試制度の概要。③5年生からの臨床参加型授業の内容。そして4番目に獣医学類が取り組んで行く世界水準の獣医学教育に向けての方向性を説明いただきました。そして、皆さんそれぞれの大学時代に浸りながら親睦を深めさせていただきました。
また、大分県同窓生の柴信二先生より平成30年2月10日から12日まで開催される平成29年度日本獣医学術学会年次大会(大分)での酪農大学関係者交流ブースの開設と2月10日開催予定の同窓会参加依頼の告知がなされました。(文責 山口県19期 市岡貴典)
地塩会の総会・研究会を平成29年11月5日、愛知県JR名古屋駅前の「ウインクあいち」(愛知県産業労働センター)9F905会議室を会場に、研究会講師として本学獣医学群伴侶動物内科学Ⅱ准教授の堀泰智先生をお招きし午後1時~5時の4時間に亘り開催しました。総会は永井勝会長の挨拶に始まり、進行を事務局に一任いただき報告事項・審議事項・その他と進行した。
1. 報告事項
① 平成28年10月30日愛知県JR名古屋駅前の「ウインクあいち」(愛知県産業労働センター)9F908会議室にて、総会と研究会を午後1時から5時までの4時間に亘り開催しました。
② 研究会講師として本学獣医学類伴侶動物内科学Ⅰ准教授の前原誠也先生をお招きし、「眼科の基本的な検査と前眼部(眼瞼・結膜・角膜)疾患について」をプロジェクターで118枚のスライドを駆使されて講義を頂きました。
③ 附属病院臨床教材ライブラリの配信について
平成28年1月8日「口腔MM 上顎骨~頬骨切除術」「口腔歯原生腫瘍上顎骨尾側・頬骨切除」が配信された後、11月1日に「肺葉切除 右後葉+副葉」「前立腺癌 膀胱・前立腺・尿道全摘」「尿道全摘」「甲状腺癌両側全摘」「断脚術」の配信が可能になった。
④ 酪小獣九州ブロック大桑 真代表理事から9月27日付で「酪小獣技術研修会への講師派遣助成打ち切りに対する対応について」の文書を頂いた、これについては11月6日4期同期会が福岡県久留米市で開催された折、大桑代表理事他1名と永井会長と加藤が詳細な経過を伺い、竹花学長に伝達しました。
2. 審議事項
① 2016年度(平成28年度)収支決算について : 会計報告を行い全出席者の了承を得た。
② 2017年度(平成29年度)事業計画について : 本日11月5日総会・小動物臨床研究会を開催する。
③ 役員改選
永井会長と事務局長加藤は3期6年在任となったので両名から新体制を求める発議をし、会長に岐阜県岩佐達男氏(現副会長)、事務局長に愛知県浅井亮太氏を選出した後、ご両名から抱負の言葉を頂きました。
役員改選で新体制になりましたので、2017年11月5日現在の役員名簿を全会員に通知することとします。
④ 地塩会の運営・在りかた・現状の如何
⑤ 連絡網の見直し
④と⑤について、加藤から参加人数が毎年少しずつ減少傾向にある事・新しい卒業生の加入が殆ど無い事を申し上げ、如何に卒業生の認知を得られるかを考えると、現在は中部7県地域割りをして幹事を置き担当会員に情報の伝達・収集をお願いしているが、卒業期数単位で幹事を設置する形に変更したらどうかと提案をしたところ出席会員からも賛同の意見がなされ、新会長新事務局長お二人から検討をすると言うご発言を頂きました。
3. その他
付属動物病院臨床教材ライブラリの配信について、母校と卒業生を繋ぐ有効なツールなので、ETCからメールにて配信連絡が有り次第、接続して利用して欲しい旨を会員にお願いをした。
小動物臨床研究会は、堀泰智先生が「犬の心臓病の診断と治療(循環器バイオマーカーを中心に)」についてスライドを駆使されて、分かりやすく丁寧な講義をされました。
堀泰智先生は北里大学獣医畜産学部獣医学科卒で日本獣医循環器学会・動物臨床学会等でご活躍中の新進気鋭獣医学博士であり、現在は本学伴侶動物内科学Ⅱユニット准教授を務められておられます。
講義の内容は、心臓バイオマーカーの臨床応用・ピモベンダンの適応・ACE阻害薬の今後等々にわたり、診断・治療法と経過を軸に循環器検査と言えば心エコー図検査であるが、循環器検査には重症度を評価する方法として「心臓バイオマーカー」が有りとして、その特性を詳細に話されとても有意義で有りました。
会員からは臨床医ならではの質問が多くあり、先生から的確なお答えを頂き、会員からは満足した感じが伝わる非常に良い研究会であったと思っております。
会場は殆どが堀先生より年配の卒業生で有るに関わらず、歳の差を感じさせない質問と回答のやり取りで有り、充実した質の高い研究会で有りました。
懇親会は午後5時から7時までの2時間で恒例の「百楽」で開催しました。
岩佐達男新会長の開会挨拶永井勝前会長の乾杯で始まり話が弾み、堀先生の周りには会員が常に取り巻き、会員が講師の先生から何かを得たい親しくしたいという雰囲気が強く出た実りのある会で有りました。
最後は恒例の酪農賛歌を全員で肩組み全3番まで歌い終了しましたが、堀先生も一緒に肩を組み微笑みながら歌っておられたのが非常にうれしく感じ、講師と会員が酪農学園精神で一つになった良い懇親会でした。 (文責:前事務局長加藤正木)
10月12日(木)から13日の間、中標津町トーヨーグランドホテルを会場に第73回北海道家畜人工受精技術研修会大会(221名参加)が開催された。主催は北海道家畜人工授精師協会。大会の懇親会終了後の12日午後8時半から中標津町総合文化会館を会場に31名の参加者により本学同窓生による人工授精師関係の集いが開催された。
本学から高橋俊彦教授、今井敬教授、西寒水将助教、就職コーディネーターの野村武同窓会顧問が出席した。産業界からの同窓生に加えて今井ゼミ、堂地ゼミの学生11名も参加した。
高橋教授の司会で進行し、野村就職コーディネーターから人工授精大会の機会を捉えて全道各地から集まっている酪農学園大学OB人工授精師関係の集いを開催し、その絆を強めOB活動を支援していく組織づくりになるように期待しているとの開催趣旨説明が行われた。
今井先生、西寒水先生から大学紹介の挨拶、児玉秀雄ジェネティクス北海道営業部長からOBを代表してのご挨拶、参加者全員のスピーチと学生の自己紹介も行われた。
10月7日(土)、健康栄養学専攻・管理栄養士コース同窓会が企画し、第一回酪農学園大学栄養学研究会を中央館学生ホールにて開催しました。卒業生47名、在校生124名 (管理栄養士コース)の参加がありました。
会の前半は、スポーツ栄養に関する内容を佐藤氏 (大学院生、RDC3期)、衛生に関する内容を加藤氏 (行政栄養士、健専7期)、病院における栄養と血液データの関連について村上氏 (病院栄養士、健専7期) がそれぞれの活動現場をわかりやすく発表してくれました。
後半は、「災害時の栄養管理について」と題して佐々木氏 (病院栄養士、健専4期) が、所属病院における東日本大震災発生時の食事や栄養管理について講演して頂きました。
佐々木氏は、大震災の翌年に現職に就かれましたが、所属先の先輩栄養士の皆様から災害時の食環境等について様々学んでいる様子を伺うことができました。管理栄養士として、いつ発生するかわからない災害に対する食の備えをしていくことが重要であることを伝えて頂きました。
初めての会の開催となりましたが、発表内容に対し、卒業生だけでなく在学生からも質問が発せられ、活発な質疑応答となり、大変良い会となりました。今後も継続的な運営を見据えながら、酪農学園大学にて管理栄養士を取得した卒業生の交流および学びの場となればと考えています。
最後になりますが、本会開催にあたり、ご協力頂きました関係各所、管理栄養士コースの先生方そしてご参加頂きました卒業生の皆様に、この場を借りて厚く御礼申し上げます。
(文責 酪農学園大学 健康栄養学専攻・管理栄養士コース同窓会 代表 佐々木 将太)
2017年9月30日(土)13時から17時まで、有楽町の東京交通会館11階の酪農学園東京オフィスを会場に第20回の節目となる白樺会セミナーが開催された。
白樺会の代表幹事は河野勝氏、幹事は高橋恒彦氏。参加者は20名で本学から山下和人獣医学類長と内田玲麻講師が講師として出席した。
講義①として山下和人先生(獣医学群獣医学類伴侶動物医療分野)は13時~15時まで
講演テーマ「犬猫の心肺蘇生ガイドライン」
講義②として内田玲麻先生(獣医学群獣医学類獣医共通感染症ユニット)は15時~17時
講演テーマ「節足動物により媒介される人獣共通ウイルス感染症 最近の知見」
(文責 大橋 透)
前夜の豪雨にも関わらず、24日は天候に恵まれ、快晴となりました。今年の動物愛護フェスのテーマは「動物との楽しい暮らし」。
松尾直樹会長の挨拶には2008年に本学会場を設けて以来10年目の節目と年でもあることが述べられた。学長代理で挨拶した及川伸獣医学群長からは共催としての祝辞が述べられた。今年度は6500名を超える来場者があり、特設駐車場もほぼ満杯で、32のブースではさまざまな催しが行なわれた。
また今年から積水ハウスや札幌トヨペット等の初参加もあり、年々ブースが充実してきています。イベントスケジュールとしては、第一会場では、午前中にドッグダンスショーやセラピー犬模擬適性検査。午後から北海道獣医師会高橋徹会長のご挨拶、マイクロチップ挿入実演、ダンブレ、しつけ教室。
第二会場ではドッグアジリティーの実演と体験、クイズ大会、午後から人気のディスクドッグのデモ、わんわん運動会が開催された。
今年から「酪小獣自家栽培野菜」の即売会も実施され好評でした。同窓会でも多少お手伝いさせていただきました(収益は酪小獣麦の会に寄附)。広報では「ドロン」での動画撮影も行われており、そのうちご覧になれると思いますのでお楽しみに。
会場の設営や撤収も含めて実行委員の方々や本学学生の協力により行なわれているイベントであり、今後も益々盛大に開催されることをお祈り申し上げます。
酪小獣東北の総会・研究会は今年で3回目となります。前2回は松島でしたが、今回は場所を福島県に移して7月9日に福島駅前の「コラッセ福島」に於いて開催しました。当日は好天気で午前中のうちに30度近くまで気温が上がり、駅から会場まで2~3分歩いただけで汗が出てしまいます。盆地の福島はサウナ状態です。
役員の先生方には早めに集まっていただき、総会に向けての打ち合わせや当日の段取りについて話し合っております。続きの話は昼食を食べながらということで最上階のレストランに移動しましたが、天気の良いこともあって福島市街の遠方に吾妻連峰もくっきりと見え、食事付の写真撮影会と化しました。東北6県には80名弱の小動物に従事する卒業生がおりますが、入会者も年々増加し、今年は半数近い36名が会員となっています。
総会には秋田を除く東北5県から19名の出席があり、後藤忠彦会長(9期)の「加計学園=定員増は獣医レベルの低下を招く危惧がある」という話に始まり、荒誠一先生(16期)の司会のもとでスピーディに議事進行し、恙無く全ての議案が承認されました。(当会では懇親会までネームプレート着用を義務付け、あんた誰?の防止をはかっています)
改選で選出された新役員は次のとおりです。
会長 後藤 忠彦(9期 仙台)
副会長 久保 明 (4期 福島) 平 忠男 (9期 岩手)
理事 大江 通 (11期宮城) 小形 はるみ(12期 山形)
佐々木 一弥(12期 岩手) 佐々木泉 (13期 仙台)
澤谷 航一(13期 青森) 江田 新寿 (17期 福島)
監事 安藤 太 (25期 宮城) 寺村 太一 (27期 山形)
暫時休憩の後、同窓会の配布資料を見ながら20分ほど大学の近況についての報告を受け、いよいよ研究会の始まりです。研究会は前年度が好評だったため、2年連続とはなりましたが、Part2として佐野忠士准教授(獣医保健看護類)に再度お願いしました。
演題は「病態に応じた麻酔プロトコール・麻酔管理中に認められた異常への対応法と周術期疼痛管理」です。やはり麻酔は臨床に直結するものだけに、今年も大好評の内に終演を迎えることができました。
講演内容は昨年度から録画・編集してブルーレイディスクを作ることとし、会員に頒布した収益を会の乏しい財源に繰り入れることになっています。 集合写真の後は会場をホテルに移して懇親会の始まりです。
散々飲み食いしても収まらないのが酪大生。その後街に繰り出し、スナック貸し切りで二次会。それでも帰らないので追加料金徴収して三次会へ突入です。なが~い福島の夜でした。ちなみに、最後まで付き合っていた佐野准教授は翌朝のジョギングを取りやめたそうです。
今回は会議場を借りての開催であったため、懇親会場、二次会・三次会場、宿泊場所の確保など、さぞご苦労があったことと存じます。奔走していただいた久保先生(4期)はじめ、福島県の先生方には深く感謝申し上げます。
来年は岩手県開催です。佐々木一弥先生(12期)が岩手県獣医師会長に選出されたことですし、きっと盛大な会になると思いますので、多数の先生方の参加をお待ちしております。 (文責 後藤忠彦 9期)
第6回酪小獣麦の会総会研修会が7月30日(日)15:00より酪農学園大学附属動物医療センター3FのVetOSCE室において開催されました。夏休み中の日曜日で何かとお忙しい中31名の方に参加いただきました。
研修会は、玉井聡副会長の進行で行われ、廉澤剛センター長による「e-ラーニング軟部外科からのワンポイント解説」と題して会陰ヘルニアの手術による修復法について手術の理論とe-ラーニング動画で解説していただきました。
もう一題は、内科の五十嵐寛高先生による「炎症性腸疾患」についての講演がありました。臨床家ならよく遭遇する慢性下痢を食事反応性腸症や抗菌薬反応性腸症、炎症性腸疾患を鑑別していくための検査、診断、治療について系統立てて解説していただきました。
続いて総会に移りました。
麦の会事務局長松尾の進行で、南 繁会長のあいさつに始まり山下和人獣医学類長の来賓あいさつを頂きました。
総会議長には、道南の久保田郁生氏が選出され、平成28年度事業報告、および決算報告、平成28年度剰余金処分案、平成29年度事業計画案、収支予算案、会費の徴収方法についての議事進行が行われました。これらすべての議案について承認多数で可決されました。
懇親会は、例年通り野幌のトンデンファームにて開催されました。立花 徹副会長の挨拶に始まり、中出哲也教育センター長の乾杯で宴会は始まりました。乾杯に使われたのは、麦の会で考案された”酪大生”(らくだいなま)でした。
懇親会では、例年のとおり一人ずつ指名され、それぞれの思うところの挨拶が行われました。 最後に酪農賛歌に続いて1期生の大川三樹彦氏による三々七拍子で締めとなりました。
その後は有志でいつもの野幌”ふるさと”にて二次会となり、紙面では紹介できないお話で大盛り上がりでした。皆50~60代とは思えない元気です!
6月25日(日),酪小獣四国と公益社団法人香川県獣医師会の共催にて市民講座を開催しました。
講師には本学卒業生である沖縄県美ら海水族館の植田啓一先生を招聘し,『どうぶつ達と一緒に過ごす楽しさ』と題して講演していただきました。小学生とその父兄を中心とした市民300名にご参加をいただきました。
講演会後には,全日空のご厚意による沖縄県旅行プレゼント抽選会を行いました。
平井卓也代議士,玉木雄一郎代議士がプレゼンターを引き受けて下さり,盛会に終えることができました。 (文責 香川県 四国動物医療センター 入江充洋)
酪小獣 大阪会では、去る2月19日(日)に大阪市内で、総会ならびに講習会、懇親会をおこないましたので、御報告致します。
当日は、大阪府以外の兵庫、奈良、和歌山各県からの参加もあり、総勢28名の同窓生が集まりました。若い方々にも参加いただき、会としては明るい兆しです。また、会場をホテルから公益社団法人大阪市獣医師会の御好意で、同会セミナー室に変更し、経費節減に努めました。
ただ、残念なことに今回は、大学同窓会より役員の方の出席がありませんでした。今年で発足5年になりますが、今回が初めてです。酪小獣は職域別同窓会として位置づけられていたはず。その総会に大学側から誰も来られないとなると、一体私たち同窓生は、どうやって大学と関係を構築すればいいのでしょうか?甚だ疑問で、この件についての大学側の正式な見解を聞きたいものです。
そんな中、講師としてお越しいただいた伴侶動物外科学教授の上野博史先生の穏やかでほのぼのとした人柄には救われました。おかげで終始和やかな雰囲気で、講習とお酒は飲めないそうですが、酔っぱらいの相手を最後までしていただきました。今後の同窓会の在り方を考えさせられる、ある意味で良い機会となりました。